@IDX:44400
@OFF:0xc0
@SPK:
@JPN:　夜の病室。
@ENG:

@IDX:44401
@OFF:0xda
@SPK:
@JPN:　病院という場所がそう思わせるのだろうか、夏だと　いうのにどこか寒々しい感じさえする。
@ENG:

@IDX:44402
@OFF:0x13e
@SPK:
@JPN:　窓から差し込む月が隣りに座る御堂さんを照らし、　俯く彼女の端整な顔に神秘的なまでの陰影を与えて　いた。
@ENG:

@IDX:44405
@OFF:0x1f0
@SPK:[\protag]
@JPN:　で、話ってのは？
@ENG:

@IDX:44407
@OFF:0x245
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あなたの仕事……ご遺体の清掃作業のことです。疑問に思われたことはありませんか？
@ENG:

@IDX:44410
@OFF:0x2cb
@SPK:[\protag]
@JPN:　疑問に？
@ENG:

@IDX:44412
@OFF:0x318
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そうです。例えば、なぜ自分がこの仕事をさせられているのか……とか。
@ENG:

@IDX:44415
@OFF:0x392
@SPK:[\protag]
@JPN:　なぜって、バイトが事務局にいるのが気に入らないとか理事会が言い出したからですよね？
@ENG:

@IDX:44417
@OFF:0x429
@SPK:［悠紀］
@JPN:　それだけなら、この仕事でなくてもいいでしょう？　介護助手でも、清掃員でも……それこそ、喫茶室のウェイターでも構わないはずです。
@ENG:

@IDX:44419
@OFF:0x4ec
@SPK:［悠紀］
@JPN:　それなのに、ご遺体の清掃をさせる。疑問に思いませんか？
@ENG:

@IDX:44422
@OFF:0x55a
@SPK:[\protag]
@JPN:　疑問ですか？　それほど感じませんけど……。
@ENG:

@IDX:44424
@OFF:0x685
@SPK:［悠紀］
@JPN:　え？　感じないんですか？　どうして？
@ENG:

@IDX:44427
@OFF:0x6e1
@SPK:[\protag]
@JPN:　どうしてって……副院長がこの仕事を僕に与えてくれた理由がはっきりしてるからですよ。
@ENG:

@IDX:44430
@OFF:0x76b
@SPK:[\protag]
@JPN:　短時間で高収入を得られて、なおかつ、副院長の裁量に委ねられている仕事。それが死体洗いだったからじゃないですか。
@ENG:

@IDX:44433
@OFF:0x811
@SPK:[\protag]
@JPN:　こう見えても僕は浪人生です。来年の受験のための費用も稼がなくちゃならないし、勉強のための時間も必要なんです。
@ENG:

@IDX:44436
@OFF:0x8b5
@SPK:[\protag]
@JPN:　そんな僕にとっては、死体洗いというのは気味の悪ささえ我慢できれば、最高と言ってもいい仕事なんです。
@ENG:

@IDX:44438
@OFF:0x9ef
@SPK:［悠紀］
@JPN:　本当にそう思ってるんですか？
@ENG:

@IDX:44441
@OFF:0xa43
@SPK:[\protag]
@JPN:　……何が言いたいんですか？
@ENG:

@IDX:44443
@OFF:0xaa2
@SPK:［悠紀］
@JPN:　確かに報酬は高額です。それに、拘束時間もそれほど長くありません。ですが、その自由になった時間にあなたは何をしていますか？
@ENG:

@IDX:44446
@OFF:0xb52
@SPK:[\protag]
@JPN:　それは……。
@ENG:

@IDX:44448
@OFF:0xba3
@SPK:［悠紀］
@JPN:　勉強どころか、遊びのためにも使えていないはずです。
@ENG:

@IDX:44450
@OFF:0xc1a
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あの仕事で傷ついた精神を癒すため、心の均衡を保つため……言い方は色々ありますが、とにかく結果として残りのほとんどの時間を休養に充てているはずです。
@ENG:

@IDX:44453
@OFF:0xce4
@SPK:[\protag]
@JPN:　でもそれは僕のせいで副院長の責任じゃ……。
@ENG:

@IDX:44455
@OFF:0xd53
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……分かりました。それはそういうことにしておきましょう。
@ENG:

@IDX:44457
@OFF:0xdd0
@SPK:［悠紀］
@JPN:　では副院長先生の側で、あなたの仕事がご遺体の清掃でなければいけない理由があるとしたら？　他の仕事ではなく、この仕事でなければいけない理由が……。
@ENG:

@IDX:44460
@OFF:0xe98
@SPK:[\protag]
@JPN:　理由？　……人手不足とか？
@ENG:

@IDX:44462
@OFF:0xef7
@SPK:［悠紀］
@JPN:　いいえ。人手は足りています。毎日確認に来る職員を覚えていますか？
@ENG:

@IDX:44465
@OFF:0xf6f
@SPK:[\protag]
@JPN:　ええ。
@ENG:

@IDX:44467
@OFF:0xfba
@SPK:［悠紀］
@JPN:　もし、あなたが辞めたとしたら、彼が自分で洗います。元々それが彼の仕事なんですから。
@ENG:

@IDX:44469
@OFF:0x1051
@SPK:［悠紀］
@JPN:　職員の話題が出たのでついでに話しますが……彼らが清掃作業をする時は、停電なんて決して起こりません。
@ENG:

@IDX:44471
@OFF:0x10f8
@SPK:［悠紀］
@JPN:　焼け焦げた死体も来ないし、お腹にガスが溜まっていることも……ましてや、断末魔の表情をしたままの死体なんて来るはずがありません。
@ENG:

@IDX:44474
@OFF:0x11ae
@SPK:[\protag]
@JPN:　じゃあ、どうして僕にだけそんな死体が？　まさか僕に嫌がらせをしてるって言うんじゃありませんよね？
@ENG:

@IDX:44476
@OFF:0x1253
@SPK:［悠紀］
@JPN:　嫌がらせ？　確かに嫌がらせではありませんね。ある意味では嫌がらせと言えないこともありませんが……。
@ENG:

@IDX:44479
@OFF:0x12ed
@SPK:[\protag]
@JPN:　あの、どういうことなのかよく分からないんですけど……。
@ENG:

@IDX:44481
@OFF:0x13fe
@SPK:［悠紀］
@JPN:　じきに分かるはずです。
@ENG:

@IDX:44484
@OFF:0x144c
@SPK:[\protag]
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:44486
@OFF:0x152e
@SPK:［悠紀］
@JPN:　それから……今日は朝と夜の２回、仕事があったはずです。
@ENG:

@IDX:44489
@OFF:0x15a7
@SPK:[\protag]
@JPN:　……ええ、そうです。真魚から聞いたって言ってましたよね。
@ENG:

@IDX:44491
@OFF:0x1624
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……本当は違うんです。
@ENG:

@IDX:44494
@OFF:0x1672
@SPK:[\protag]
@JPN:　え？　違う？　それってどういう……。
@ENG:

@IDX:44496
@OFF:0x16db
@SPK:［悠紀］
@JPN:　今日の仕事が朝と夜の２回あるって、真魚ちゃんから聞いたんじゃないんです……。
@ENG:

@IDX:44499
@OFF:0x1764
@SPK:[\protag]
@JPN:　……ええ、そうですけど、真魚から聞いたんですか？
@ENG:

@IDX:44501
@OFF:0x17d9
@SPK:［悠紀］
@JPN:　いいえ。真魚ちゃんから聞いたんじゃありません。
@ENG:

@IDX:44504
@OFF:0x183f
@SPK:[\protag]
@JPN:　真魚から聞いたんじゃない？　それじゃ一体……？
@ENG:

@IDX:44506
@OFF:0x1948
@SPK:［悠紀］
@JPN:　知ってたんです、あなたがこの仕事を始めた時から……。
@ENG:

@IDX:44509
@OFF:0x19b4
@SPK:[\protag]
@JPN:　知ってた？
@ENG:

@IDX:44511
@OFF:0x1a03
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい……決まっていたことなんです。何もかも、全てが……。
@ENG:

@IDX:44514
@OFF:0x1a73
@SPK:[\protag]
@JPN:　決まってた？　全て決まってたって、どういう意味ですか？
@ENG:

@IDX:44516
@OFF:0x1aee
@SPK:［悠紀］
@JPN:　意図的に仕組まれていたことなんです。停電も、火傷も、断末魔の表情も……最初から全て。
@ENG:

@IDX:44519
@OFF:0x1b7a
@SPK:[\protag]
@JPN:　な、何のために！？　何のために、そんなこと……。
@ENG:

@IDX:44521
@OFF:0x1bef
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……実験なんです。抗ストレス剤の新薬開発に必要なデータを取るための……。全ては、そのためのストレス要因……。
@ENG:

@IDX:44524
@OFF:0x1c93
@SPK:[\protag]
@JPN:　新薬開発の実験って……。
@ENG:

@IDX:44526
@OFF:0x1d83
@SPK:［悠紀］
@JPN:　心当たり、ありますよね？　副院長先生に何らかの薬を飲まされているはずです……。
@ENG:

@IDX:44529
@OFF:0x1e09
@SPK:[\protag]
@JPN:　え、ええ。確かに……。副院長は精神安定剤だとか栄養剤だとか言ってましたけど。
@ENG:

@IDX:44531
@OFF:0x1e9a
@SPK:［悠紀］
@JPN:　おそらくそれが実験段階の新薬なんだと思います。私も詳しくは聞かされていないのですが……。
@ENG:

@IDX:44534
@OFF:0x1f2a
@SPK:[\protag]
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:44536
@OFF:0x1f79
@SPK:［悠紀］
@JPN:　もうお気づきかもしれませんが、私の役目は、あなたの監視と観察です。データを集め、あなたが逃げないようにするのが仕事……去年からやってるから、今年で２年目。
@ENG:

@IDX:44539
@OFF:0x204b
@SPK:[\protag]
@JPN:　ちょっと待って！　それじゃまるで僕はモルモット……。
@ENG:

@IDX:44541
@OFF:0x215a
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……そういうことです。
@ENG:

@IDX:44544
@OFF:0x21a8
@SPK:[\protag]
@JPN:　そんな……一体、誰がそんなことを……。
@ENG:

@IDX:44546
@OFF:0x2213
@SPK:［悠紀］
@JPN:　院長先生です……あまり公にできるものではありませんから、実験のことを知っているのは院長先生以外では数名しかいないと思います。
@ENG:

@IDX:44549
@OFF:0x22c7
@SPK:[\protag]
@JPN:　いくら公表できないからって、勝手に被験者にするなんておかしいじゃないですか！
@ENG:

@IDX:44551
@OFF:0x2358
@SPK:［悠紀］
@JPN:　分かっています。そのせいであなたがどれほど苦しまれたかも……。以前は被験者の方にもきちんと了解を得て、参加していただいていたのですが……。
@ENG:

@IDX:44554
@OFF:0x241a
@SPK:[\protag]
@JPN:　じゃあなんで！　どうして僕に教えてくれなかったんですか！
@ENG:

@IDX:44556
@OFF:0x2497
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ごめんなさい……もっと早く教えていれば、あなたの苦しみを軽減することもできたかもしれないのに……。
@ENG:

@IDX:44557
@OFF:0x252d
@SPK:
@JPN:　呟く御堂さんの肩が、微かに震えている。
@ENG:

@IDX:44558
@OFF:0x2563
@SPK:
@JPN:　懺悔、悔恨……僕の前に現れた時から詰め寄られる　ことを覚悟していたのだろう。
@ENG:

@IDX:44559
@OFF:0x25bf
@SPK:
@JPN:　だがそんな姿を見ているうちに、心が冷静さを取り　戻していく。
@ENG:

@IDX:44560
@OFF:0x2626
@SPK:
@JPN:　院長、新薬……そして実験。
@ENG:

@IDX:44561
@OFF:0x2650
@SPK:
@JPN:　院長室の日誌に書かれていたのは、この実験のこと　だったのか……。
@ENG:

@IDX:44562
@OFF:0x26a0
@SPK:
@JPN:　化学式は、新薬の組成図……日記の部分は、最初の　被験者の観察記録のようなものなのだろう。
@ENG:

@IDX:44565
@OFF:0x2744
@SPK:[\protag]
@JPN:　……もういいですよ……御堂さんを責めてもしょうがないし。
@ENG:

@IDX:44568
@OFF:0x27b4
@SPK:[\protag]
@JPN:　それより、知っていることを全部教えてくれませんか？　これからどうすればいいのか、考えないと。
@ENG:

@IDX:44570
@OFF:0x2855
@SPK:［悠紀］
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:44573
@OFF:0x2897
@SPK:[\protag]
@JPN:　……御堂さん？
@ENG:

@IDX:44575
@OFF:0x28ea
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そうですね。今更悔やんでも、私の罪が消えるわけではありませんし……。
@ENG:

@IDX:44578
@OFF:0x2966
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん……。
@ENG:

@IDX:44580
@OFF:0x2a52
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……私の知ってることを全てお話しします。
@ENG:

@IDX:44583
@OFF:0x2ab2
@SPK:[\protag]
@JPN:　……お願いします。
@ENG:

@IDX:44585
@OFF:0x2b1f
@SPK:［悠紀］
@JPN:　先程お話ししたように、この実験計画を立ち上げられたのは院長先生です……以前はきちんと被験者の方の了解を得て、同意の下に行われていたんです。
@ENG:

@IDX:44588
@OFF:0x2be1
@SPK:[\protag]
@JPN:　それはさっき聞きました。でも僕は何の説明も受けてない。
@ENG:

@IDX:44590
@OFF:0x2c5c
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい……半年ほど前から、急におかしくなってしまって……。
@ENG:

@IDX:44592
@OFF:0x2cd9
@SPK:［悠紀］
@JPN:　この半年の間に、あなたと同様に被験者にされたのは、男性ばかり６名……全て被験者の同意なしに実験が行われました。
@ENG:

@IDX:44595
@OFF:0x2d7f
@SPK:[\protag]
@JPN:　半年で６人ってことは、ひと月契約か？　もしそうなら、契約自体も僕と同じなのかもしれない。
@ENG:

@IDX:44597
@OFF:0x2e1c
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ええ。ひと月契約で、実働２週間。それがいつもの契約です。
@ENG:

@IDX:44600
@OFF:0x2e8c
@SPK:[\protag]
@JPN:　やっぱり、そうなのか……。
@ENG:

@IDX:44602
@OFF:0x2eeb
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……でも、６人の方全員が、２週間が過ぎる前に姿を消してしまったんです。
@ENG:

@IDX:44605
@OFF:0x2f69
@SPK:[\protag]
@JPN:　消えた？　……逃げ出したってこと？
@ENG:

@IDX:44607
@OFF:0x2fd0
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……副院長先生からは自分たちから辞めたと聞かされました。
@ENG:

@IDX:44609
@OFF:0x304d
@SPK:［悠紀］
@JPN:　本人にも知らせずに実験を行っていたのですから、最初の内はそういうこともあるのだろうと私も納得していたんです。
@ENG:

@IDX:44611
@OFF:0x30fe
@SPK:［悠紀］
@JPN:　でも被験者の方が、半年前から立て続けに、それも同じようにいなくなっているのですから……私もいくらなんでもこれはおかしいと思うようになって……。
@ENG:

@IDX:44614
@OFF:0x31c4
@SPK:[\protag]
@JPN:　それで調べ始めた……？
@ENG:

@IDX:44616
@OFF:0x321f
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ええ。辞めていった人たちのその後の足取りを掴んでみようとしたんです。
@ENG:

@IDX:44619
@OFF:0x329b
@SPK:[\protag]
@JPN:　それで、何か分かったんですか？
@ENG:

@IDX:44621
@OFF:0x32fe
@SPK:［悠紀］
@JPN:　いいえ。何も分かりませんでした……行方不明なんです。
@ENG:

@IDX:44624
@OFF:0x336a
@SPK:[\protag]
@JPN:　行方不明ってどういうこと？　見つからなかったってこと？
@ENG:

@IDX:44626
@OFF:0x33e5
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ただ『見つからなかった』だけではありません。
@ENG:

@IDX:44629
@OFF:0x3449
@SPK:[\protag]
@JPN:　『見つからなかった』だけじゃない？
@ENG:

@IDX:44631
@OFF:0x34b0
@SPK:［悠紀］
@JPN:　その６人の方たちも、あなたと同じように病院側が用意した寮に住んでいました。私は合鍵を手に入れて、その人たちの住んでいた部屋を調べてみたんです。
@ENG:

@IDX:44634
@OFF:0x3576
@SPK:[\protag]
@JPN:　それで？
@ENG:

@IDX:44636
@OFF:0x35c3
@SPK:［悠紀］
@JPN:　部屋には荷物が全て残されていました。昨日までそこで誰かが暮らしていたかのように。違うのは厚く積もった埃だけ……。
@ENG:

@IDX:44639
@OFF:0x366b
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも病院の仕事を辞めたら寮から追い出されるはずじゃ……。
@ENG:

@IDX:44641
@OFF:0x36e8
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そうなんです。つまり、彼らが本当に仕事を辞めたのか、それさえも分からなくなってしまったんです。
@ENG:

@IDX:44643
@OFF:0x378b
@SPK:［悠紀］
@JPN:　結局、私に分かったのは、彼らが荷物を残したまま姿を消したこと。そして、病院側ではそれを片づけていないということだけなんです。
@ENG:

@IDX:44646
@OFF:0x383f
@SPK:[\protag]
@JPN:　つまり、その人たちがどうなったのかってことは、全く分からなかったってことですよね。
@ENG:

@IDX:44648
@OFF:0x38d6
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい。ですから『行方不明』と言ったんです。
@ENG:

@IDX:44651
@OFF:0x3938
@SPK:[\protag]
@JPN:　そんな……半年で６人もの人間が行方不明なんて。捜索願は？普通そんなことになったら警察が……。
@ENG:

@IDX:44653
@OFF:0x39d9
@SPK:［悠紀］
@JPN:　捜索願は出していません。
@ENG:

@IDX:44656
@OFF:0x3a29
@SPK:[\protag]
@JPN:　ど、どうして？
@ENG:

@IDX:44658
@OFF:0x3a7c
@SPK:［悠紀］
@JPN:　言ったはずです。この実験は秘密裏に行われていると。警察に捜索願を出すわけにはいかないんです。
@ENG:

@IDX:44661
@OFF:0x3b10
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも６人もの人間が行方不明になってるんですよ？
@ENG:

@IDX:44663
@OFF:0x3c19
@SPK:［悠紀］
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:44666
@OFF:0x3c5b
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん！
@ENG:

@IDX:44668
@OFF:0x3caa
@SPK:［悠紀］
@JPN:『行方不明』……そう思ってるのは私だけですから……。
@ENG:

@IDX:44671
@OFF:0x3d14
@SPK:[\protag]
@JPN:　どういうことですか？
@ENG:

@IDX:44673
@OFF:0x3e00
@SPK:［悠紀］
@JPN:　副院長先生に聞いてみたんです。辞めた人たちはどうしたんですかって……。
@ENG:

@IDX:44675
@OFF:0x3e8b
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そうしたら副院長先生は、辞めた人なんか気にする必要ないって……。ですから副院長先生は彼らがただ辞めたと、そう思ってるんです。
@ENG:

@IDX:44678
@OFF:0x3f3f
@SPK:[\protag]
@JPN:　だからって探さない理由には……。
@ENG:

@IDX:44680
@OFF:0x403a
@SPK:［悠紀］
@JPN:　病院内の問題ですから……。
@ENG:

@IDX:44681
@OFF:0x4086
@SPK:
@JPN:　そう言って御堂さんは俯いてしまった。
@ENG:

@IDX:44682
@OFF:0x40ba
@SPK:
@JPN:　確かに看護婦である御堂さんには内部告発のような　形になる捜索願は出しにくいかもしれない。
@ENG:

@IDX:44683
@OFF:0x4122
@SPK:
@JPN:　だが、本当にそれだけなのだろうか。
@ENG:

@IDX:44684
@OFF:0x4154
@SPK:
@JPN:　何か警察を介入させたくない別の理由があるのでは　ないだろうか。
@ENG:

@IDX:44685
@OFF:0x41b2
@SPK:
@JPN:　死体洗いという守秘義務を伴う業務では、病院側が　公開しない限り、その内情が外部に漏れることは、　まずあり得ない。
@ENG:

@IDX:44686
@OFF:0x4232
@SPK:
@JPN:　被験者が行方不明になってしまったら、その人間と　病院を繋ぐ線は切れてしまう。
@ENG:

@IDX:44687
@OFF:0x429c
@SPK:
@JPN:　……僕が仮に今、行方不明になったらどうなる？
@ENG:

@IDX:44688
@OFF:0x42d8
@SPK:
@JPN:　天涯孤独の身である僕の場合、そもそも、捜索願を　出すべき人間がいない。
@ENG:

@IDX:44689
@OFF:0x432e
@SPK:
@JPN:　御堂さんや副院長……この実験の関係者が探そうと　しなければ僕の存在は完全に抹消されてしまう。
@ENG:

@IDX:44690
@OFF:0x439a
@SPK:
@JPN:　まさか消えた６人の被験者も、僕のような身の上の　人間ばかりを選別していたのではないのか……。
@ENG:

@IDX:44691
@OFF:0x4484
@SPK:
@JPN:　……あの写真の女性はどうなったのだろう。
@ENG:

@IDX:44692
@OFF:0x44bc
@SPK:
@JPN:　最初の被験者の女性……。
@ENG:

@IDX:44693
@OFF:0x44e4
@SPK:
@JPN:　行方不明の６人が全員男性ならば、彼女は無事なの　だろうか……。
@ENG:

@IDX:44694
@OFF:0x4540
@SPK:
@JPN:　院長室で見た日誌には、『彼女が志願してくれた』　と記されていた。
@ENG:

@IDX:44695
@OFF:0x4590
@SPK:
@JPN:　実験後も院長が被験者の女性と頻繁に接触していた　と思われる記述もあった。
@ENG:

@IDX:44696
@OFF:0x45e8
@SPK:
@JPN:　彼女はどういう人なのだろう。
@ENG:

@IDX:44697
@OFF:0x4614
@SPK:
@JPN:　この病院の関係者か、入院患者か、それとも院長の　個人的な知り合いなのか……。
@ENG:

@IDX:44698
@OFF:0x4684
@SPK:
@JPN:　　　　　　『彼女は明らかに異常だ』
@ENG:

@IDX:44699
@OFF:0x46c4
@SPK:
@JPN:　院長が彼女をどうしたのか……唐突に途切れていた　日誌は、それ以上語ってくれなかった。
@ENG:

@IDX:44700
@OFF:0x4728
@SPK:
@JPN:　日誌の最後の日付は、確か２月２４日……。
@ENG:

@IDX:44701
@OFF:0x4760
@SPK:
@JPN:　あの院長室の日誌が、仮に去年から今年にかけての　ものならば、実験がおかしくなった時期とほぼ一致　する。
@ENG:

@IDX:44702
@OFF:0x47e4
@SPK:
@JPN:　日誌には、異常をきたした彼女に治療を受けさせる　ようなことが書かれていた。
@ENG:

@IDX:44703
@OFF:0x483e
@SPK:
@JPN:　しかし、実際のところは分からない。
@ENG:

@IDX:44704
@OFF:0x4870
@SPK:
@JPN:　あの不自然な途切れ方……ひょっとして女性の身に　何かあったんじゃないのか？
@ENG:

@IDX:44705
@OFF:0x48ca
@SPK:
@JPN:　だから秘密裏に実験を進めるようになった……。
@ENG:

@IDX:44706
@OFF:0x4906
@SPK:
@JPN:　そう考えることもできる。
@ENG:

@IDX:44709
@OFF:0x49f4
@SPK:[\protag]
@JPN:　おかしくなったのは半年前からなんですよね？
@ENG:

@IDX:44711
@OFF:0x4af6
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……はい。
@ENG:

@IDX:44714
@OFF:0x4b38
@SPK:[\protag]
@JPN:　半年前に何があったのか、心当たりはないんですか？
@ENG:

@IDX:44716
@OFF:0x4bad
@SPK:［悠紀］
@JPN:　いいえ、これと言っては……強いてあげるなら、そのころから院長先生をお見かけしなくなったことくらいです。
@ENG:

@IDX:44719
@OFF:0x4c4b
@SPK:[\protag]
@JPN:　そう言えば、今も姿を見ませんね。少なくとも僕は会ったことがない。
@ENG:

@IDX:44721
@OFF:0x4cd0
@SPK:［悠紀］
@JPN:　私もこの半年、お会いしていません。もともとあまり人前には出たがらない方ですから、院長先生の不在に気づいたのは最近になってからなんです。
@ENG:

@IDX:44724
@OFF:0x4d8e
@SPK:[\protag]
@JPN:　院長不在のままでも実験が続いてるってことは、指揮権が院長の手から副院長の手に移ったってことでしょうか？
@ENG:

@IDX:44726
@OFF:0x4ecf
@SPK:［悠紀］
@JPN:　いいえ！　そんなはずありません！　副院長先生なら、こんな実験はすぐに中止なさるはずです！
@ENG:

@IDX:44729
@OFF:0x4f5f
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも現に、実験は続いてるんですよ？　僕を被験者にしたのも副院長だし。
@ENG:

@IDX:44731
@OFF:0x507b
@SPK:［悠紀］
@JPN:　それは……たぶん院長先生が、外部から指示を……。
@ENG:

@IDX:44734
@OFF:0x50e3
@SPK:[\protag]
@JPN:　それなら、院長に直接言って実験をやめさせることはできないかな？
@ENG:

@IDX:44736
@OFF:0x51fc
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……できません。
@ENG:

@IDX:44739
@OFF:0x5244
@SPK:[\protag]
@JPN:　できないって、そんな簡単に……。
@ENG:

@IDX:44741
@OFF:0x52a9
@SPK:［悠紀］
@JPN:　分からないんです。院長先生の居場所が。
@ENG:

@IDX:44744
@OFF:0x5307
@SPK:[\protag]
@JPN:　そんなの探せばいいじゃありませんか。
@ENG:

@IDX:44746
@OFF:0x5370
@SPK:［悠紀］
@JPN:　私だって必死に探しました。ここふた月あまりの間は、探偵を雇ったり、院長先生の知人や恩師の方を当たったり……。
@ENG:

@IDX:44748
@OFF:0x5421
@SPK:［悠紀］
@JPN:　でも全て無駄でした……足取りさえ掴めませんでした。半年前からプッツリと消息を絶ってしまって。
@ENG:

@IDX:44751
@OFF:0x54b5
@SPK:[\protag]
@JPN:　半年前か……一体院長はどこに隠れているんだろう？
@ENG:

@IDX:44753
@OFF:0x552a
@SPK:［悠紀］
@JPN:　副院長先生だけは、居場所を知っているようなのですが……。
@ENG:

@IDX:44756
@OFF:0x559a
@SPK:[\protag]
@JPN:　教えてもらえないんですね……。
@ENG:

@IDX:44758
@OFF:0x569b
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい。それに聞こうにも、最近何だかイライラしてるみたいで……よく物に当たっているところを見かけます。
@ENG:

@IDX:44761
@OFF:0x5737
@SPK:[\protag]
@JPN:　ええ……それは僕も感じました。昨日の健康診断の時、不機嫌そうだったから、何かあったのか聞いてみたんです。
@ENG:

@IDX:44763
@OFF:0x58a0
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あ……でも、副院長先生が機嫌の悪い時は……。
@ENG:

@IDX:44766
@OFF:0x5904
@SPK:[\protag]
@JPN:　……はい。僕もそのあとに真魚から聞かされました。不機嫌な時の副院長は何を言っても怒るって……。
@ENG:

@IDX:44768
@OFF:0x5a3a
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……ええ。
@ENG:

@IDX:44771
@OFF:0x5a7c
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも、どうしたんでしょう？
@ENG:

@IDX:44773
@OFF:0x5adb
@SPK:［悠紀］
@JPN:　推測に過ぎませんが……実験が思うように進んでいないのではないでしょうか。
@ENG:

@IDX:44776
@OFF:0x5b5b
@SPK:[\protag]
@JPN:　それは……つまり、僕の健康診断の結果に、薬の効果が現れていないってことですか？
@ENG:

@IDX:44778
@OFF:0x5bfe
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい。それに聞こうにも、最近何だかイライラしてるみたいで……。
@ENG:

@IDX:44781
@OFF:0x5c74
@SPK:[\protag]
@JPN:　ええ……それは僕も感じました。昨日の健康診断の時、不機嫌そうだったから、直接聞いてみたんです。共同研究だか論文だかで煮詰まってるって言ってたけど……。
@ENG:

@IDX:44783
@OFF:0x5e0b
@SPK:［悠紀］
@JPN:　共同研究……ですか？
@ENG:

@IDX:44786
@OFF:0x5e57
@SPK:[\protag]
@JPN:　ええ……健康診断の最中もブツブツと独り言を言ってました。データがどうだとか、実験失敗とか、薬の調合がどうとか……。
@ENG:

@IDX:44788
@OFF:0x5f0e
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あの……それって、もしかして……。
@ENG:

@IDX:44791
@OFF:0x5f68
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうか！　あれはやっぱり僕の診断結果のことだったんだ！　じゃあ、実験失敗っていうのは……。
@ENG:

@IDX:44793
@OFF:0x609a
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい……たぶん実験の結果が芳しくないのだと思います。薬の調合というのも、おそらくは新薬のことではないでしょうか？
@ENG:

@IDX:44796
@OFF:0x6142
@SPK:[\protag]
@JPN:　……つまり、薬が思うような効果を出していないってこと？
@ENG:

@IDX:44798
@OFF:0x61bd
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そうなります。
@ENG:

@IDX:44801
@OFF:0x6203
@SPK:[\protag]
@JPN:　あの……ちょっと気になることがあるんですけど……。
@ENG:

@IDX:44803
@OFF:0x6336
@SPK:［悠紀］
@JPN:　え？　なんですか？
@ENG:

@IDX:44806
@OFF:0x6380
@SPK:[\protag]
@JPN:　僕の仕事……死体洗いが新薬の治験のためのものだって言いましたよね？
@ENG:

@IDX:44808
@OFF:0x6407
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ええ。私はそう聞いていますが、それが何か？
@ENG:

@IDX:44811
@OFF:0x6469
@SPK:[\protag]
@JPN:　普通そういう場合って、定量の薬を計画的に被験者に投与していくものじゃないですか。
@ENG:

@IDX:44813
@OFF:0x6591
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい。ですから副院長先生があなたに薬を……。
@ENG:

@IDX:44816
@OFF:0x65f5
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも僕はそんな薬、もらっていません。
@ENG:

@IDX:44818
@OFF:0x671a
@SPK:［悠紀］
@JPN:　え？　だってさっき……。
@ENG:

@IDX:44821
@OFF:0x676a
@SPK:[\protag]
@JPN:　確かに薬を飲まされましたけど……不定期と言うか……無計画と言うか……素人に毛が生えたような僕が見ても、あれが治験のための投薬だとは思えませんよ。
@ENG:

@IDX:44823
@OFF:0x683f
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そ、そうなんですか？　私はてっきり、以前のように２週間分を初めに渡されているものとばかり思っていたのですが……。
@ENG:

@IDX:44826
@OFF:0x68e7
@SPK:[\protag]
@JPN:　以前はそういう風に薬が渡されてたんですか？
@ENG:

@IDX:44828
@OFF:0x6956
@SPK:［悠紀］
@JPN:　少なくとも、私はそのように聞いています。でも簡単な説明を受けただけで、実際のところは私も知らないんです。
@ENG:

@IDX:44831
@OFF:0x69f6
@SPK:[\protag]
@JPN:　じゃあ、この半年間の被験者……行方不明になってる６人も？
@ENG:

@IDX:44833
@OFF:0x6b09
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ごめんなさい、分かりません……。私もあなたに聞いて今初めて知ったんです。もともと新薬の投与は私の管轄ではありませんでしたから……。
@ENG:

@IDX:44836
@OFF:0x6bc3
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうですか……。でも、薬の投与方法は別にしても、やっぱり腑に落ちない……。
@ENG:

@IDX:44838
@OFF:0x6d0e
@SPK:［悠紀］
@JPN:　まだ何か？
@ENG:

@IDX:44841
@OFF:0x6d50
@SPK:[\protag]
@JPN:　考えてもみてください。方法はどうであれ、僕は薬を飲んでいます。
@ENG:

@IDX:44844
@OFF:0x6dd1
@SPK:[\protag]
@JPN:　……実は、栄養剤だとか言われた薬は、胡散臭くて吐き出してしまったんですけど……それでも、精神安定剤とかいう薬は飲みました。
@ENG:

@IDX:44846
@OFF:0x6e90
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……はい。
@ENG:

@IDX:44849
@OFF:0x6edd
@SPK:[\protag]
@JPN:　なら、どうして副院長が不機嫌になるんですか？
@ENG:

@IDX:44851
@OFF:0x6f4e
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ですから……実験がうまくいってないのではと……。
@ENG:

@IDX:44854
@OFF:0x6fb6
@SPK:[\protag]
@JPN:　だから、そこがおかしいんですよ。
@ENG:

@IDX:44857
@OFF:0x701e
@SPK:[\protag]
@JPN:　なのに、どうして副院長は、実験が失敗だなんて言うんでしょうか？
@ENG:

@IDX:44859
@OFF:0x70a1
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……？
@ENG:

@IDX:44862
@OFF:0x70df
@SPK:[\protag]
@JPN:　だって、ほら。僕には何の異常もない。あの薬の効果かどうかは知らないけど、死体洗いのストレスで胃に穴が開いたわけでもないし、ましてや発狂したわけでもない。
@ENG:

@IDX:44865
@OFF:0x71af
@SPK:[\protag]
@JPN:　……あの仕事のせいでイライラしたり、躁鬱が激しくなったり……自分でも精神状態が不安定だったのは認めます。
@ENG:

@IDX:44868
@OFF:0x724f
@SPK:[\protag]
@JPN:　だけど、病気と言うほどではないし、現に、こうやって普通に御堂さんと話してるでしょう？
@ENG:

@IDX:44870
@OFF:0x72e8
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ええ……。
@ENG:

@IDX:44873
@OFF:0x732a
@SPK:[\protag]
@JPN:　被験者の僕の身体や精神に異常が見られないのだから、それは『抗ストレス剤の治験』としては、成功だってことですよね？
@ENG:

@IDX:44875
@OFF:0x73df
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……あっ！
@ENG:

@IDX:44878
@OFF:0x7421
@SPK:[\protag]
@JPN:　……変でしょう？　人をおかしくする薬の実験だというのならともかく……。念のために聞きますけど、そんな実験じゃありませんよね？
@ENG:

@IDX:44880
@OFF:0x7575
@SPK:［悠紀］
@JPN:　もちろん。そんな薬作ってどうするんですか。それに、そんな医学倫理に反する実験なら、私、最初から参加してません。
@ENG:

@IDX:44883
@OFF:0x7626
@SPK:[\protag]
@JPN:　ですよね。じゃあ、何かが間違っているんです。
@ENG:

@IDX:44885
@OFF:0x7753
@SPK:［悠紀］
@JPN:　間違っているって？
@ENG:

@IDX:44888
@OFF:0x779d
@SPK:[\protag]
@JPN:　僕にも分かりません。でも、これじゃ辻褄が合わない……。
@ENG:

@IDX:44891
@OFF:0x780b
@SPK:[\protag]
@JPN:　何かが……。
@ENG:

@IDX:44892
@OFF:0x7847
@SPK:
@JPN:　確かに、何かがおかしいのだ。
@ENG:

@IDX:44893
@OFF:0x7873
@SPK:
@JPN:　副院長の不機嫌の理由が実験の不調にある……この　推測が間違っているのか……。
@ENG:

@IDX:44894
@OFF:0x78cf
@SPK:
@JPN:　実験の目的は抗ストレス剤の治験だ……この前提が　そもそも違っているのか……。
@ENG:

@IDX:44895
@OFF:0x792b
@SPK:
@JPN:　それとも、もっと根本的な情報が欠けているから、　矛盾が生じているように感じるのか……。
@ENG:

@IDX:44896
@OFF:0x7991
@SPK:
@JPN:　いや……もしかすると……。
@ENG:

@IDX:44899
@OFF:0x79f9
@SPK:[\protag]
@JPN:　ですよね。でも、じゃあ、何が不満なんだ、副院長は……？
@ENG:

@IDX:44900
@OFF:0x7a65
@SPK:
@JPN:　……どう考えてもおかしい。
@ENG:

@IDX:44901
@OFF:0x7a8f
@SPK:
@JPN:　御堂さんの言葉を信じるのならば、僕がこの仕事を　やらされているのは新薬の治験のためだ。
@ENG:

@IDX:44902
@OFF:0x7b14
@SPK:
@JPN:　でも、少なくとも僕の知っている治験とは、あんな　気まぐれと言えるような方法で、治験薬を被験者に　投与するものではない。
@ENG:

@IDX:44903
@OFF:0x7ba5
@SPK:
@JPN:　副院長が栄養剤だとか言っていた青い錠剤だって、　現に僕は飲まずに吐き出してしまった。
@ENG:

@IDX:44904
@OFF:0x7c09
@SPK:
@JPN:　精神安定剤と説明された薬にしても、第一、口移し　などという不確実なやり方では、正確なデータ収集　なんかできるわけがない。
@ENG:

@IDX:44905
@OFF:0x7c9f
@SPK:
@JPN:　それ以上におかしいのは、僕の実験結果を見た時の　副院長の反応だ。
@ENG:

@IDX:44906
@OFF:0x7cef
@SPK:
@JPN:　あんな不適切な飲ませ方なのに、表面上は期待した　効果が現れている。
@ENG:

@IDX:44907
@OFF:0x7d41
@SPK:
@JPN:　それなら、研究者としては喜ぶのが当たり前だ。
@ENG:

@IDX:44908
@OFF:0x7d7d
@SPK:
@JPN:　しかし、副院長は満足していない。
@ENG:

@IDX:44909
@OFF:0x7dad
@SPK:
@JPN:　失敗だとまで言っていた。
@ENG:

@IDX:44910
@OFF:0x7de5
@SPK:
@JPN:　何かがおかしい。
@ENG:

@IDX:44911
@OFF:0x7e05
@SPK:
@JPN:　いや……『何か』ではない、『全て』がだ。
@ENG:

@IDX:44912
@OFF:0x7e3d
@SPK:
@JPN:　はっきり言って、矛盾だらけだ。
@ENG:

@IDX:44913
@OFF:0x7e6b
@SPK:
@JPN:　つまり…………。
@ENG:

@IDX:44915
@OFF:0x7f8a
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あの……？
@ENG:

@IDX:44918
@OFF:0x7fcc
@SPK:[\protag]
@JPN:　え？
@ENG:

@IDX:44920
@OFF:0x8015
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……どうかしましたか？
@ENG:

@IDX:44923
@OFF:0x8063
@SPK:[\protag]
@JPN:　あ、いや……何でもありません……話をもとに戻しましょう。院長の居場所が分からないんでしたよね。
@ENG:

@IDX:44925
@OFF:0x8199
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい……それで、副院長先生に実験の中止をお願いすることにしたんです。
@ENG:

@IDX:44927
@OFF:0x8222
@SPK:［悠紀］
@JPN:　治験が思うように進んでいないのなら、一度実験を中止してはどうかって……。そういう風に言えば、もしかしたら副院長先生も受け入れてくれるのではないかと思ったんです。
@ENG:

@IDX:44930
@OFF:0x82fa
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも、どうして今になって？　副院長が苛ついてるのは分かってたのに……。いっそ、僕の実験が終わってからの方が、句切りもついて副院長も中止を受け入れてくれると思うけど……。
@ENG:

@IDX:44932
@OFF:0x847d
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……もう、嫌なんです。
@ENG:

@IDX:44935
@OFF:0x84cb
@SPK:[\protag]
@JPN:　え？
@ENG:

@IDX:44937
@OFF:0x8514
@SPK:［悠紀］
@JPN:　これ以上、自分が関わった実験のせいで人が……あなたが犠牲になるなんて、耐えられなかったんです……。
@ENG:

@IDX:44940
@OFF:0x85ae
@SPK:[\protag]
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:44942
@OFF:0x85fd
@SPK:［悠紀］
@JPN:　本当はもっと早く……せめて、あなたが被験者にされてしまう前に中止を求めるべきでした。
@ENG:

@IDX:44944
@OFF:0x8696
@SPK:［悠紀］
@JPN:　でも……私、信じられなかったんです……。人の命を救うはずの病院でそんなことが行われているなんて信じられなかった……だから……。
@ENG:

@IDX:44947
@OFF:0x874c
@SPK:[\protag]
@JPN:　だから、確証を得るための裏づけが欲しかった……。
@ENG:

@IDX:44949
@OFF:0x87c1
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……はい。実験に関わり続けることで……担当を続けることで何か掴めるんじゃないかと、そう思ったんです。
@ENG:

@IDX:44951
@OFF:0x886a
@SPK:［悠紀］
@JPN:　だけど、私が間違っていました。信じられなかったのではなくて、信じたくなかっただけ。自分が見たくないものを見ないようにしてた……。私、逃げてただけなんです。
@ENG:

@IDX:44954
@OFF:0x893c
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん……。
@ENG:

@IDX:44956
@OFF:0x898f
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ごめんなさい……。私の甘えのせいで、あなたにつらい思いをさせてしまって……私、なんて言ってお詫びしたらいいか……。
@ENG:

@IDX:44959
@OFF:0x8a39
@SPK:[\protag]
@JPN:　それはもういいんですってば。でも、じゃあ担当を辞めたのは……。
@ENG:

@IDX:44961
@OFF:0x8b5a
@SPK:［悠紀］
@JPN:　私、自分の意志で辞めたんじゃありません……。副院長先生は実験の中止を進言した私のことが気に障ったみたいで……。
@ENG:

@IDX:44964
@OFF:0x8c00
@SPK:[\protag]
@JPN:　僕が何かしたからとか、そういうことじゃないんですね？
@ENG:

@IDX:44966
@OFF:0x8c79
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい……あなたには感謝こそしても、自分から担当を辞めたいと思ったことなんてありません。だから外された後も、あなたのことが気になって……。
@ENG:

@IDX:44969
@OFF:0x8d39
@SPK:[\protag]
@JPN:　ああ、だから時々声をかけてくれたのか……。
@ENG:

@IDX:44971
@OFF:0x8da8
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ですが、それも副院長先生には気に入らなかったようで……。
@ENG:

@IDX:44974
@OFF:0x8e23
@SPK:[\protag]
@JPN:　ひょっとして、昨夜倒れてたのは……。
@ENG:

@IDX:44977
@OFF:0x8e8f
@SPK:[\protag]
@JPN:　何かされたんですか？
@ENG:

@IDX:44979
@OFF:0x8f7e
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい……
@ENG:

@IDX:44980
@OFF:0x9060
@SPK:
@JPN:あ、でも、大したことじゃないんです。本当に……。
@ENG:

@IDX:44981
@OFF:0x90c2
@SPK:
@JPN:　彼女の話に奇妙なズレを感じた。
@ENG:

@IDX:44982
@OFF:0x90f0
@SPK:
@JPN:　どうして御堂さんは、当事者である副院長に対して　中止しろなどと言ったのか？
@ENG:

@IDX:44983
@OFF:0x914a
@SPK:
@JPN:　実験をやめさせるだけなら、他にもっといい方法が　あるだろうに……。
@ENG:

@IDX:44985
@OFF:0x91e7
@SPK:［悠紀］
@JPN:　私の意志じゃありません。
@ENG:

@IDX:44987
@OFF:0x9244
@SPK:［悠紀］
@JPN:　実験がうまくいかないのは私のせいだと言われて……結局担当を外されてしまって……。
@ENG:

@IDX:44990
@OFF:0x92d7
@SPK:[\protag]
@JPN:　やっぱり……。
@ENG:

@IDX:44993
@OFF:0x9322
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうだったんですか……。
@ENG:

@IDX:44995
@OFF:0x937f
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そのあとも何度か実験の中止をお願いしたんですけど、副院長先生の怒りを買うばかりで……。
@ENG:

@IDX:44998
@OFF:0x940d
@SPK:[\protag]
@JPN:　じゃあ、昨日のあれは僕のせいなんじゃ……。
@ENG:

@IDX:45000
@OFF:0x947c
@SPK:［悠紀］
@JPN:　いえ、あれはあなたのせいじゃありません。私が勝手にしたことの結果です。
@ENG:

@IDX:45003
@OFF:0x94fa
@SPK:[\protag]
@JPN:　勝手にしたことって……。
@ENG:

@IDX:45005
@OFF:0x95ed
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あの、お怒りになるかもしれませんが、あなたにこの病院から出て行ってもらおうとしたんです。
@ENG:

@IDX:45008
@OFF:0x967d
@SPK:[\protag]
@JPN:　え？　どういうことですか？
@ENG:

@IDX:45010
@OFF:0x96dc
@SPK:［悠紀］
@JPN:　どんなことをしてでも助けたかったんです。もう誰かが消えてしまうのは嫌だったんです。
@ENG:

@IDX:45012
@OFF:0x9773
@SPK:［悠紀］
@JPN:　それに……あなたが病院からいなくなれば、実験は中止になるだろうと思ったんです。
@ENG:

@IDX:45015
@OFF:0x97f9
@SPK:[\protag]
@JPN:　なるほど……あれはそういうことだったんだ……。
@ENG:

@IDX:45017
@OFF:0x9928
@SPK:［悠紀］
@JPN:　え？
@ENG:

@IDX:45020
@OFF:0x9964
@SPK:[\protag]
@JPN:　副院長から聞いたんです。御堂さんが僕を病院から追い出そうとしてるって。
@ENG:

@IDX:45022
@OFF:0x9a85
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そうだったんですか。ごめんなさい……。
@ENG:

@IDX:45025
@OFF:0x9ae3
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも、副院長は自分を追い出すために僕も追い出すって言ってたけど……。
@ENG:

@IDX:45027
@OFF:0x9c28
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そんな……私は実験を中止させたいだけで、副院長先生を追い出そうなんてそんなこと……。
@ENG:

@IDX:45030
@OFF:0x9cb4
@SPK:[\protag]
@JPN:　う～ん、何か誤解してるのかもしれませんね、副院長が。
@ENG:

@IDX:45032
@OFF:0x9dc0
@SPK:［悠紀］
@JPN:　………………。
@ENG:

@IDX:45035
@OFF:0x9e06
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも、相談なしってのは酷いですよ。副院長から御堂さんが僕を追い出そうとしてるって聞かされた時、ビックリしてもう何がなんだか分からなくなっちゃいました。
@ENG:

@IDX:45037
@OFF:0x9f77
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ごめんなさい……相談するには、今のように実験の話をしないといけなかったから……。
@ENG:

@IDX:45040
@OFF:0x9fff
@SPK:[\protag]
@JPN:　まあ、理由が分かればいいけど……でも、それで昨夜あんな目に遭ったんですか？
@ENG:

@IDX:45042
@OFF:0xa121
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい……。実験を中止していただけないならあなたのことを理事会に報告するって副院長先生に迫ったんです。
@ENG:

@IDX:45045
@OFF:0xa1bd
@SPK:[\protag]
@JPN:　ええ……副院長もそんなことを言ってました。
@ENG:

@IDX:45047
@OFF:0xa22c
@SPK:［悠紀］
@JPN:　それですんなりと中止を承諾していただければ、もちろんそれが一番いいわけですし、仮に断られたとしても、その時は……。
@ENG:

@IDX:45050
@OFF:0xa2d6
@SPK:[\protag]
@JPN:　理事会に報告する……。
@ENG:

@IDX:45052
@OFF:0xa331
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ええ。
@ENG:

@IDX:45054
@OFF:0xa37c
@SPK:［悠紀］
@JPN:　被験者であるあなたが病院からいなくなれば、当然、実験も続けられない。そうすれば、少なくとも次の被験者が見つかるまでの間は、時間が稼げる。
@ENG:

@IDX:45056
@OFF:0xa449
@SPK:［悠紀］
@JPN:　その間に何とか不正な実験の証拠を掴んで……証拠さえあれば理事会を動かすことができると思って……。
@ENG:

@IDX:45059
@OFF:0xa4e1
@SPK:[\protag]
@JPN:　理事会を動かす？
@ENG:

@IDX:45061
@OFF:0xa536
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ええ、理事会から中止を命じられれば、いくら院長先生でも、実験の続行は諦めざるを得ませんから。
@ENG:

@IDX:45064
@OFF:0xa5ca
@SPK:[\protag]
@JPN:　なんだ……そんなことができるんなら、今すぐにでも理事会に言いに行きましょうよ。僕が証人になるから、不法な実験が行われていますって告発したらどうですか？
@ENG:

@IDX:45066
@OFF:0xa73b
@SPK:［悠紀］
@JPN:　たぶん……無駄でしょう。
@ENG:

@IDX:45069
@OFF:0xa78b
@SPK:[\protag]
@JPN:　え？　どうして……？
@ENG:

@IDX:45071
@OFF:0xa7e4
@SPK:［悠紀］
@JPN:　院長先生も副院長先生も理事会から絶大な信頼を得ています。私のようなただの看護婦が、確たる証拠もなしに実験の不正を訴えたからといって、信用してもらえるかどうか……。
@ENG:

@IDX:45073
@OFF:0xa8cb
@SPK:［悠紀］
@JPN:　もちろん、あなたが証人でも、それは変わらないと思います。あなたも私と同じ単なる一職員に過ぎませんし、それに……。
@ENG:

@IDX:45076
@OFF:0xa973
@SPK:[\protag]
@JPN:　あ……そうか。僕はそもそもこの病院では働いていないことになってるんだった。確かに、どこの馬の骨だか分からないような人間が証人だといっても、説得力がありませんね……。
@ENG:

@IDX:45078
@OFF:0xaa5c
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ええ……。ですから、理事の方たちを納得させるだけの証拠が必要なんです。
@ENG:

@IDX:45081
@OFF:0xaada
@SPK:[\protag]
@JPN:　理事会を動かすための証拠か……。
@ENG:

@IDX:45082
@OFF:0xab2c
@SPK:
@JPN:　どうして理事会なのだろう？
@ENG:

@IDX:45083
@OFF:0xab56
@SPK:
@JPN:　再び疑問が頭をもたげてきた。
@ENG:

@IDX:45084
@OFF:0xab82
@SPK:
@JPN:　警察という手段があるのに、なぜ御堂さんは理事会　に訴えるだけで済ませようとするのか……。
@ENG:

@IDX:45085
@OFF:0xabea
@SPK:
@JPN:　被験者６人ともが消えてしまったという、偶然とは　言いがたい異常な事実に加えて、関係者である彼女　の証言さえあれば、おそらく警察は動くだろう。
@ENG:

@IDX:45086
@OFF:0xac98
@SPK:
@JPN:　それなのに理事会という身内の上部組織に告発する　ことで事態を収拾しようとしている。
@ENG:

@IDX:45087
@OFF:0xacfa
@SPK:
@JPN:　まるで内々での処理を望むかのように……。
@ENG:

@IDX:45089
@OFF:0xae08
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……私が知っていること、これで全てお話ししました。
@ENG:

@IDX:45092
@OFF:0xae72
@SPK:[\protag]
@JPN:　まだ話してないこと、あるんじゃないですか？
@ENG:

@IDX:45094
@OFF:0xaf9d
@SPK:［悠紀］
@JPN:　えっ？
@ENG:

@IDX:45095
@OFF:0xb053
@SPK:
@JPN:　……いいえ、これで全部です。
@ENG:

@IDX:45098
@OFF:0xb0b2
@SPK:[\protag]
@JPN:　じゃあ聞くけど、どうして警察に行かないんですか？　理事会なんかじゃなくて警察の方が確実だし公正だと思うけど？
@ENG:

@IDX:45100
@OFF:0xb1f9
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ダメ！！　それは、やめてください！！　お願いです！
@ENG:

@IDX:45103
@OFF:0xb263
@SPK:[\protag]
@JPN:　どうして？
@ENG:

@IDX:45105
@OFF:0xb348
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そ、それは病院に迷惑がかかるといけないから……。
@ENG:

@IDX:45108
@OFF:0xb3b0
@SPK:[\protag]
@JPN:　やっぱり病院内の問題だからってこと？
@ENG:

@IDX:45110
@OFF:0xb419
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……ええ。
@ENG:

@IDX:45113
@OFF:0xb45b
@SPK:[\protag]
@JPN:　……そうでしょうか？
@ENG:

@IDX:45115
@OFF:0xb570
@SPK:［悠紀］
@JPN:　え？
@ENG:

@IDX:45118
@OFF:0xb5ac
@SPK:[\protag]
@JPN:　人間をモルモット扱いした人倫にもとる実験……そして、その被験者６名が行方不明……。客観的に見ても、病院内で話が済むようなことじゃありませんよ。
@ENG:

@IDX:45120
@OFF:0xb715
@SPK:［悠紀］
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:45123
@OFF:0xb757
@SPK:[\protag]
@JPN:　確かに、このことが明るみに出たら、病院の体面には傷がつくでしょう。だからと言って、内々に処理していいものじゃない。
@ENG:

@IDX:45125
@OFF:0xb80e
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……それは……分かっています。でも……。
@ENG:

@IDX:45128
@OFF:0xb86e
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん……なぜ副院長のことをそこまでかばうんですか？
@ENG:

@IDX:45130
@OFF:0xb9a5
@SPK:［悠紀］
@JPN:　えっ！　そんな……違います。私は別に……。
@ENG:

@IDX:45133
@OFF:0xba07
@SPK:[\protag]
@JPN:　だってそうとしか考えられませんよ。……思い出したくはないでしょうけど霊安室での一件、あの時も御堂さんは副院長のことをかばっていた。
@ENG:

@IDX:45136
@OFF:0xbac1
@SPK:[\protag]
@JPN:　さっきも言ってましたよね？　『副院長なら、こんな実験はすぐに中止するはずだ』って……。
@ENG:

@IDX:45138
@OFF:0xbbf2
@SPK:［悠紀］
@JPN:　だって、副院長先生はこんなことをする方じゃないんです！　先生は立派な方なんです！　私には分かるんです！
@ENG:

@IDX:45141
@OFF:0xbc90
@SPK:[\protag]
@JPN:　……申し訳ないけど、僕は納得できません。どうしてそこまで副院長を信用できるんですか？
@ENG:

@IDX:45143
@OFF:0xbd29
@SPK:［悠紀］
@JPN:　だって……だって……。
@ENG:

@IDX:45146
@OFF:0xbd77
@SPK:[\protag]
@JPN:　実験は続いているんですよ？　たとえ、姿を消した院長が陰で指示しているとしても……言い方は悪いけど、直接手を下してるのは副院長だ。
@ENG:

@IDX:45149
@OFF:0xbec2
@SPK:[\protag]
@JPN:　なのにあなたは、副院長に実験の中止を願い出た。
@ENG:

@IDX:45152
@OFF:0xbf28
@SPK:[\protag]
@JPN:　首謀者ではないにしても、副院長が実験を続行させていることには変わらない。その副院長に中止してくれと言ったって結果は目に見えているでしょう？
@ENG:

@IDX:45155
@OFF:0xbfea
@SPK:[\protag]
@JPN:　警察に行くかどうかはともかく、他に手段はあったはずです。少なくとも、副院長に直訴したのは賢いやり方じゃない。
@ENG:

@IDX:45158
@OFF:0xc08e
@SPK:[\protag]
@JPN:　どうして御堂さんはそこまで副院長を信用できるんですか？　なぜ副院長をかばうんですか？
@ENG:

@IDX:45160
@OFF:0xc1bd
@SPK:［悠紀］
@JPN:　それは……。
@ENG:

@IDX:45162
@OFF:0xc20e
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……副院長先生は……私の……恩人だから……。
@ENG:

@IDX:45165
@OFF:0xc272
@SPK:[\protag]
@JPN:　え？
@ENG:

@IDX:45167
@OFF:0xc351
@SPK:［悠紀］
@JPN:　副院長先生がこんなことをするはずないんです！！！　だって……副院長先生は……副院長先生はっ！！！
@ENG:

@IDX:45170
@OFF:0xc3e9
@SPK:[\protag]
@JPN:　み、御堂さん、お、落ち着いてください。
@ENG:

@IDX:45172
@OFF:0xc454
@SPK:［悠紀］
@JPN:　お願いします！！　警察には行かないで！！　お願いです！！そんなことをしたら先生が！！　副院長先生が！！
@ENG:

@IDX:45175
@OFF:0xc4f2
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん！　落ち着いて！！
@ENG:

@IDX:45177
@OFF:0xc654
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あ……。
@ENG:

@IDX:45180
@OFF:0xc694
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん……。
@ENG:

@IDX:45182
@OFF:0xc77d
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ご、ごめんなさい……私、取り乱してしまって……。
@ENG:

@IDX:45185
@OFF:0xc7e5
@SPK:[\protag]
@JPN:　……分かりました。副院長のことはもういいです……警察にも行きません。
@ENG:

@IDX:45187
@OFF:0xc86e
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……ありがとう……ございます。
@ENG:

@IDX:45190
@OFF:0xc8c4
@SPK:[\protag]
@JPN:　……じゃあ、これからのことを考えましょう。御堂さんは僕にどうしろと？
@ENG:

@IDX:45192
@OFF:0xc9e0
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……私は、証拠を集めて理事会に提出します。あなたは……。
@ENG:

@IDX:45195
@OFF:0xca50
@SPK:[\protag]
@JPN:　僕は？
@ENG:

@IDX:45198
@OFF:0xca9e
@SPK:[\protag]
@JPN:　じゃあ聞くけど……どうして副院長なんかに中止してくれって言ったんですか？
@ENG:

@IDX:45200
@OFF:0xcb2b
@SPK:［悠紀］
@JPN:　それはさっき言ったように、これ以上実験で被害者が……。
@ENG:

@IDX:45203
@OFF:0xcb99
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうじゃなくって、僕が聞きたいのは、他に中止させる方法があるんじゃないかってこと。
@ENG:

@IDX:45205
@OFF:0xccec
@SPK:［悠紀］
@JPN:　他にですか？
@ENG:

@IDX:45208
@OFF:0xcd30
@SPK:[\protag]
@JPN:　だって、副院長は実験の当事者ですよ？　彼女にそんなことを言ったって結果は目に見えてるじゃないですか。それよりも警察に……。
@ENG:

@IDX:45210
@OFF:0xce85
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ダメ！！　それは、やめてください！！　お願いです！
@ENG:

@IDX:45213
@OFF:0xceef
@SPK:[\protag]
@JPN:　どうして？　少なくとも、今、実験の直接の指揮を取っているのは副院長だ。首謀者じゃないにしても、彼女にも責任は充分にある。
@ENG:

@IDX:45215
@OFF:0xd042
@SPK:［悠紀］
@JPN:　それは……でも、警察沙汰になってしまったら、病院の名前に傷がついてしまいますし……。
@ENG:

@IDX:45218
@OFF:0xd0ce
@SPK:[\protag]
@JPN:　やっぱり病院内の問題だからってこと？
@ENG:

@IDX:45220
@OFF:0xd137
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……ええ。
@ENG:

@IDX:45223
@OFF:0xd179
@SPK:[\protag]
@JPN:　……そうでしょうか？
@ENG:

@IDX:45225
@OFF:0xd28e
@SPK:［悠紀］
@JPN:　え？
@ENG:

@IDX:45228
@OFF:0xd2ca
@SPK:[\protag]
@JPN:　人間をモルモット扱いした人倫にもとる実験……そして、その被験者６名が行方不明……。客観的に見ても、病院内で話が済むようなことじゃありませんよ。
@ENG:

@IDX:45230
@OFF:0xd433
@SPK:［悠紀］
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:45233
@OFF:0xd475
@SPK:[\protag]
@JPN:　確かに、このことが明るみに出たら、病院の体面には傷がつくでしょう。だからと言って、内々に処理していいものじゃない。
@ENG:

@IDX:45235
@OFF:0xd52c
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……それは……分かっています。でも……。
@ENG:

@IDX:45238
@OFF:0xd58c
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん……なぜ副院長のことをそこまでかばうんですか？
@ENG:

@IDX:45240
@OFF:0xd6c3
@SPK:［悠紀］
@JPN:　えっ！
@ENG:

@IDX:45241
@OFF:0xd779
@SPK:
@JPN:　そんな……違います。私は別に……。
@ENG:

@IDX:45244
@OFF:0xd7d3
@SPK:[\protag]
@JPN:　だってそうとしか考えられませんよ。御堂さんが病院の体面を気遣っているだけとは、僕には思えない。
@ENG:

@IDX:45247
@OFF:0xd869
@SPK:[\protag]
@JPN:　病院のことだけを考えるなら、実験に不審を持っても、それを御堂さんの胸にしまっておけば済んだことでしょう？
@ENG:

@IDX:45249
@OFF:0xd9ac
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そんなことできません！
@ENG:

@IDX:45252
@OFF:0xd9fa
@SPK:[\protag]
@JPN:　ええ。もちろん御堂さんはそんな人じゃない。だから、余計に不思議なんです。
@ENG:

@IDX:45255
@OFF:0xda7a
@SPK:[\protag]
@JPN:　この病院の名誉と医療倫理や人命そのものとを天秤にかけたとしたら、あなたは後者を選ぶでしょう。いや……御堂さんなら、そもそも天秤にかけるなんてしませんね。
@ENG:

@IDX:45257
@OFF:0xdbed
@SPK:［悠紀］
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:45260
@OFF:0xdc2f
@SPK:[\protag]
@JPN:　なのに御堂さんは、妥当な解決法である警察への通報を拒んで病院内部での処理を望んでいる。なぜか？　それは事件が明るみに出ることで、病院内の誰かが責を負わされてしまうからだ。
@ENG:

@IDX:45263
@OFF:0xdd11
@SPK:[\protag]
@JPN:　その『誰か』とは、副院長ですよね？
@ENG:

@IDX:45265
@OFF:0xde0e
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ち、違います！　私は誰もかばってなんかいません！
@ENG:

@IDX:45268
@OFF:0xde76
@SPK:[\protag]
@JPN:　……さっきも言ってましたよね？　『副院長なら、こんな実験はすぐに中止するはずだ』って……。
@ENG:

@IDX:45270
@OFF:0xdf15
@SPK:［悠紀］
@JPN:　だって、副院長先生はこんなことをする方じゃないんです！　先生は立派な方なんです！　私には分かるんです！
@ENG:

@IDX:45273
@OFF:0xdfb3
@SPK:[\protag]
@JPN:　……申し訳ないけど、僕は納得できません。どうしてそこまで副院長を信用できるんですか？
@ENG:

@IDX:45275
@OFF:0xe04c
@SPK:［悠紀］
@JPN:　だって……だって……。
@ENG:

@IDX:45278
@OFF:0xe09a
@SPK:[\protag]
@JPN:　実験は続いているんですよ？　たとえ、姿を消した院長が陰で指示しているとしても……言い方は悪いけど、直接手を下してるのは副院長だ。
@ENG:

@IDX:45280
@OFF:0xe1f2
@SPK:［悠紀］
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:45283
@OFF:0xe234
@SPK:[\protag]
@JPN:　なのにあなたは、副院長に実験の中止を願い出た。
@ENG:

@IDX:45286
@OFF:0xe29a
@SPK:[\protag]
@JPN:　首謀者ではないにしても、副院長が実験を続行させていることには変わらない。その副院長に中止してくれと言ったって結果は目に見えているでしょう？
@ENG:

@IDX:45289
@OFF:0xe35c
@SPK:[\protag]
@JPN:　警察に行くかどうかはともかく、他に手段はあったはずです。少なくとも、副院長に直訴したのは賢いやり方じゃない。
@ENG:

@IDX:45292
@OFF:0xe400
@SPK:[\protag]
@JPN:　どうして御堂さんはそこまで副院長を信用できるんですか？　なぜ副院長をかばうんですか？
@ENG:

@IDX:45294
@OFF:0xe499
@SPK:［悠紀］
@JPN:　それは……。
@ENG:

@IDX:45296
@OFF:0xe580
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……副院長先生は……私の……恩人だから……。
@ENG:

@IDX:45299
@OFF:0xe5e4
@SPK:[\protag]
@JPN:　え？
@ENG:

@IDX:45301
@OFF:0xe6c3
@SPK:［悠紀］
@JPN:　副院長先生がこんなことをするはずないんです！！！　だって……副院長先生は……副院長先生はっ！！！
@ENG:

@IDX:45304
@OFF:0xe75b
@SPK:[\protag]
@JPN:　み、御堂さん、お、落ち着いてください。
@ENG:

@IDX:45306
@OFF:0xe7c6
@SPK:［悠紀］
@JPN:　お願いします！！　警察には行かないで！！　お願いです！！そんなことをしたら先生が！！　副院長先生が！！
@ENG:

@IDX:45309
@OFF:0xe864
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん！　落ち着いて！！
@ENG:

@IDX:45311
@OFF:0xe9c6
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あ……。
@ENG:

@IDX:45314
@OFF:0xea06
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん……。
@ENG:

@IDX:45316
@OFF:0xeaef
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ご、ごめんなさい……私、取り乱してしまって……。
@ENG:

@IDX:45319
@OFF:0xeb57
@SPK:[\protag]
@JPN:　……分かりました。副院長のことはもういいです……警察にも行きません。
@ENG:

@IDX:45321
@OFF:0xebe0
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……ありがとう……ございます。
@ENG:

@IDX:45324
@OFF:0xec36
@SPK:[\protag]
@JPN:　……じゃあ、これからのことを考えましょう。警察に行かないとなると、一体どうやって実験を中止させるんですか？
@ENG:

@IDX:45326
@OFF:0xed78
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……証拠を集めて理事会に提出します。院長先生は理事会の信頼が厚い方ですが、不法な治験が行われている確固たる証拠があれば、理事会も動かざるを得ないはずです。
@ENG:

@IDX:45329
@OFF:0xee4a
@SPK:[\protag]
@JPN:　そう……それで、僕にどうしろと？
@ENG:

@IDX:45331
@OFF:0xeeaf
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……明日にでも仕事を辞めて、病院を離れて欲しいんです……あなたがいなくなれば、副院長先生だって諦めるかもしれないから……。
@ENG:

@IDX:45334
@OFF:0xef61
@SPK:[\protag]
@JPN:　無理ですよ……。
@ENG:

@IDX:45336
@OFF:0xf072
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……えっ？
@ENG:

@IDX:45339
@OFF:0xf0b4
@SPK:[\protag]
@JPN:　……被験者がこの時期に辞めると言い出したら、僕なら拘束してでも逃がさない……。
@ENG:

@IDX:45341
@OFF:0xf147
@SPK:［悠紀］
@JPN:　なぜですか？　なぜそう思うんです？
@ENG:

@IDX:45344
@OFF:0xf1a1
@SPK:[\protag]
@JPN:　実験の秘密を守るため……こういうことをする人間の考えそうなことでしょ？
@ENG:

@IDX:45346
@OFF:0xf2c2
@SPK:［悠紀］
@JPN:　副院長先生は、そんな人じゃ……。
@ENG:

@IDX:45349
@OFF:0xf31a
@SPK:[\protag]
@JPN:　現に６人、行方不明になっていても？
@ENG:

@IDX:45351
@OFF:0xf381
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……それは……確かにそうですけど……。
@ENG:

@IDX:45354
@OFF:0xf3df
@SPK:[\protag]
@JPN:　とにかく、自分からむざむざ拘束されるようなことには、僕はなりたくない。
@ENG:

@IDX:45356
@OFF:0xf4fd
@SPK:［悠紀］
@JPN:　それなら……それなら黙って出て行けば……。
@ENG:

@IDX:45359
@OFF:0xf55f
@SPK:[\protag]
@JPN:　それも無理だと思う。監視者であるはずの御堂さんが僕を監視しなくなった。つまり、別の監視者がもう僕を見張っているはずです。
@ENG:

@IDX:45361
@OFF:0xf6d8
@SPK:［悠紀］
@JPN:　じゃあ、いま私たちが会ってるのも……。
@ENG:

@IDX:45364
@OFF:0xf736
@SPK:[\protag]
@JPN:　気づかれていないとは言い切れない。
@ENG:

@IDX:45366
@OFF:0xf833
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そんな…………。
@ENG:

@IDX:45369
@OFF:0xf87b
@SPK:[\protag]
@JPN:　……それに……。
@ENG:

@IDX:45371
@OFF:0xf98c
@SPK:［悠紀］
@JPN:　それに？
@ENG:

@IDX:45374
@OFF:0xf9cc
@SPK:[\protag]
@JPN:　もし僕が黙って消えたりしたら御堂さんに迷惑がかかる。副院長も御堂さんの仕業だと思うんじゃないかな。
@ENG:

@IDX:45376
@OFF:0xfb09
@SPK:［悠紀］
@JPN:　私のことなんかどうでもいいのに……。
@ENG:

@IDX:45379
@OFF:0xfb65
@SPK:[\protag]
@JPN:　いいわけないでしょう？　自分だけ逃げ出すなんてできるわけがない。自分のために他人を犠牲にするなんて……それじゃ、奴らと一緒だ。僕は、そんな人間じゃない。
@ENG:

@IDX:45381
@OFF:0xfcfe
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……『奴ら』って……副院長先生も……ですか？
@ENG:

@IDX:45384
@OFF:0xfd62
@SPK:[\protag]
@JPN:　以前はどうだか知らないけど、今は最低の人間だよ。
@ENG:

@IDX:45386
@OFF:0xfe6d
@SPK:［悠紀］
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:45389
@OFF:0xfeaf
@SPK:[\protag]
@JPN:　………………。
@ENG:

@IDX:45391
@OFF:0xff02
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……そう……ですね。あなたの仰る通り……かもしれません。
@ENG:

@IDX:45394
@OFF:0xff72
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん……。
@ENG:

@IDX:45396
@OFF:0x1003d
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ごめんなさい……。
@ENG:

@IDX:45399
@OFF:0x10087
@SPK:[\protag]
@JPN:　え？
@ENG:

@IDX:45400
@OFF:0x100bf
@SPK:
@JPN:　突然、肩に温もりと重みが生まれた。
@ENG:

@IDX:45401
@OFF:0x100f1
@SPK:
@JPN:　そこには、身を寄せるようにもたれかかる御堂さん　の端整な顔があった。
@ENG:

@IDX:45402
@OFF:0x10145
@SPK:
@JPN:　女性らしい細くなだらかな肩が震えて見えるのは、　僕の気のせいだろうか？
@ENG:

@IDX:45405
@OFF:0x101d7
@SPK:[\protag]
@JPN:　どうしたんですか？　急に……。
@ENG:

@IDX:45407
@OFF:0x1023a
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ごめんなさい。私がもっと早く……初めて会った時にお話ししていれば、こんなことにはならなかったのに……。
@ENG:

@IDX:45410
@OFF:0x102d8
@SPK:[\protag]
@JPN:　まあ、そう悪いことばかりでもありませんよ……。
@ENG:

@IDX:45412
@OFF:0x1034b
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……どういう、意味ですか？
@ENG:

@IDX:45415
@OFF:0x1039d
@SPK:[\protag]
@JPN:　仕事を続けていなければ、御堂さんや真魚と親しくなることもなかったわけだから……。
@ENG:

@IDX:45418
@OFF:0x10425
@SPK:[\protag]
@JPN:　それに今の仕事……実験を続けるだけならば、それほどの苦労でもないですよ。今までもそうしてきたんだし。
@ENG:

@IDX:45421
@OFF:0x104c1
@SPK:[\protag]
@JPN:　僕は仕事を続ける。そして、この間違った実験の証拠を掴んでみせる。
@ENG:

@IDX:45424
@OFF:0x10539
@SPK:[\protag]
@JPN:　僕は医者を目指す者として、こんな実験は絶対に許せない。必ず証拠を掴んで、僕の手で実験を止めてみせる。
@ENG:

@IDX:45426
@OFF:0x10672
@SPK:［悠紀］
@JPN:　私も……私にも、何かお手伝いさせてください！
@ENG:

@IDX:45429
@OFF:0x106d6
@SPK:[\protag]
@JPN:　えっ？　急に何を……。
@ENG:

@IDX:45431
@OFF:0x10731
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あなたばかりつらい目に遭うなんて間違っています！　私にもお手伝いさせてください！
@ENG:

@IDX:45434
@OFF:0x107b9
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも……。
@ENG:

@IDX:45436
@OFF:0x10808
@SPK:［悠紀］
@JPN:　元々、私がやらなければいけないことです。だから……。
@ENG:

@IDX:45439
@OFF:0x10874
@SPK:[\protag]
@JPN:　手伝うって言われても、代わりに仕事をさせるわけにはいかないし……。
@ENG:

@IDX:45441
@OFF:0x108fb
@SPK:［悠紀］
@JPN:　何もないんですか？　私では、お役に立てませんか？
@ENG:

@IDX:45442
@OFF:0x10957
@SPK:
@JPN:自分の身を守ることだけを考えて
@ENG:

@IDX:45443
@OFF:0x1097c
@SPK:
@JPN:何とかして院長の行方を……
@ENG:

@IDX:45444
@OFF:0x109a3
@SPK:
@JPN:絶対に動きを見せないで
@ENG:

@IDX:45445
@OFF:0x10a15
@SPK:
@JPN:　下手に動くのは、明らかに危険だ……。
@ENG:

@IDX:45446
@OFF:0x10a49
@SPK:
@JPN:　だが何もするなと言っても、彼女が素直に従うとは　思えない。
@ENG:

@IDX:45447
@OFF:0x10a93
@SPK:
@JPN:　ならば、頼めることは……。
@ENG:

@IDX:45450
@OFF:0x10af9
@SPK:[\protag]
@JPN:　自分の身の安全を、最優先にしてください。
@ENG:

@IDX:45452
@OFF:0x10bfc
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そうですか……やはり、私ではお役に立てないんですね……。
@ENG:

@IDX:45455
@OFF:0x10c6c
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうじゃない……一番危険なのは、御堂さんなんだ。
@ENG:

@IDX:45457
@OFF:0x10d9d
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……？　どういう意味ですか？
@ENG:

@IDX:45460
@OFF:0x10df1
@SPK:[\protag]
@JPN:　考えてみてよ……この実験の首謀者にとって、一番邪魔なのは誰か。僕は……言いたくないけど、御堂さんだと思う。
@ENG:

@IDX:45463
@OFF:0x10e93
@SPK:[\protag]
@JPN:　実験の事実を知っていて、それに反対する者……彼らから見れば御堂さんは、言わば裏切り者なんです。
@ENG:

@IDX:45465
@OFF:0x10f36
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そ、そんな……。
@ENG:

@IDX:45468
@OFF:0x10f7e
@SPK:[\protag]
@JPN:　それと、真魚も危ないか……担当なんてやらされれば、秘密に気づいてもおかしくない。あいつの性格なら……。
@ENG:

@IDX:45470
@OFF:0x11029
@SPK:［悠紀］
@JPN:　一人で調べ始めても不思議じゃない？
@ENG:

@IDX:45473
@OFF:0x11083
@SPK:[\protag]
@JPN:　そう。だから、あいつが変な態度を見せたら……。
@ENG:

@IDX:45475
@OFF:0x11189
@SPK:［悠紀］
@JPN:　分かりました。説得します。
@ENG:

@IDX:45478
@OFF:0x111db
@SPK:[\protag]
@JPN:　お願いします。
@ENG:

@IDX:45479
@OFF:0x11236
@SPK:
@JPN:　御堂さんの表情を見れば、彼女が本気ということは　伝わってくる。
@ENG:

@IDX:45480
@OFF:0x11284
@SPK:
@JPN:　何もするなと言っても、自分の判断で動いてしまう　だろう。
@ENG:

@IDX:45481
@OFF:0x112cc
@SPK:
@JPN:　ならば……。
@ENG:

@IDX:45484
@OFF:0x11324
@SPK:[\protag]
@JPN:　……院長がどこにいるか、調べていただけませんか？
@ENG:

@IDX:45486
@OFF:0x1149c
@SPK:［悠紀］
@JPN:　それは構いませんが……見つかるとは思えませんよ？
@ENG:

@IDX:45489
@OFF:0x11504
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうとも限らないでしょう？　やってみる価値はあると思うんです。院長の居場所さえ分かれば、証拠も芋づる式に見つけることができると思うんです。
@ENG:

@IDX:45491
@OFF:0x11666
@SPK:［悠紀］
@JPN:　分かりました。もしかしたらってこともありますよね？　もう少し頑張ってみます。
@ENG:

@IDX:45494
@OFF:0x116ea
@SPK:[\protag]
@JPN:　お願いします。
@ENG:

@IDX:45496
@OFF:0x1173d
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい。明日、私ちょうどお休みですから、さっそく心当たりをまわってみます。
@ENG:

@IDX:45499
@OFF:0x117bd
@SPK:[\protag]
@JPN:　くれぐれも慎重に……気をつけてくださいね。
@ENG:

@IDX:45501
@OFF:0x1182c
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ええ。あなたも……。
@ENG:

@IDX:45502
@OFF:0x1188b
@SPK:
@JPN:　僕が彼らの立場だったなら、間違いなく御堂さんの　監視をする……。
@ENG:

@IDX:45503
@OFF:0x118db
@SPK:
@JPN:　こうして僕に実験の事実を教えただけでも、彼女は　危険に晒されるはずだ。
@ENG:

@IDX:45504
@OFF:0x11931
@SPK:
@JPN:　これ以上おかしな行動を取ったら、今度こそ、ただ　では済まされないだろう。
@ENG:

@IDX:45505
@OFF:0x11997
@SPK:
@JPN:　霊安室でのあの虐待……あれは一種の警告だ。
@ENG:

@IDX:45506
@OFF:0x119d1
@SPK:
@JPN:　言い方を変えれば、あの時は嬲りものにされるだけ　で済んだ。
@ENG:

@IDX:45507
@OFF:0x11a1b
@SPK:
@JPN:　本当は『だけ』と言えるようなことではない。
@ENG:

@IDX:45508
@OFF:0x11a55
@SPK:
@JPN:　だからこそ、今度奴らの手に落ちたらどうなるかは　想像に難くない。
@ENG:

@IDX:45509
@OFF:0x11aa5
@SPK:
@JPN:　御堂さんをそんな目に遭わせるわけには……。
@ENG:

@IDX:45512
@OFF:0x11b26
@SPK:[\protag]
@JPN:　気持ちは嬉しいけど……御堂さんは動かないでください。
@ENG:

@IDX:45514
@OFF:0x11b9f
@SPK:［悠紀］
@JPN:　でも、それじゃあ……。
@ENG:

@IDX:45517
@OFF:0x11bed
@SPK:[\protag]
@JPN:　いいから聞いて。……奴らだって馬鹿じゃない。御堂さんには監視の目が光っていると考えた方がいい。今度怪しげな動きを見せたら、それこそ何をされるか……。
@ENG:

@IDX:45519
@OFF:0x11cc6
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そんなのは分かってます！　……覚悟はしているつもりです。
@ENG:

@IDX:45522
@OFF:0x11d36
@SPK:[\protag]
@JPN:　覚悟って……何を考えてるんですか！？　病院を追い出されるなんて甘いものじゃない……６人の被験者のように、消されてしまうかもしれないんですよ！？
@ENG:

@IDX:45524
@OFF:0x11e09
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……構いません。そうすることで、私の罪が少しでも償えるのなら……。
@ENG:

@IDX:45527
@OFF:0x11e83
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん……。
@ENG:

@IDX:45528
@OFF:0x11ec5
@SPK:
@JPN:　彼女の真摯な眼差しは、月影に照らされて痛々しい　までに悲しげな光を放っていた。
@ENG:

@IDX:45529
@OFF:0x11f23
@SPK:
@JPN:　悲壮なまでの決意。
@ENG:

@IDX:45530
@OFF:0x11f45
@SPK:
@JPN:　僕がいくら止めても、彼女は行動するだろう。
@ENG:

@IDX:45531
@OFF:0x11f7f
@SPK:
@JPN:　そして待っているのは……おそらく最悪の結末だ。　
@ENG:

@IDX:45532
@OFF:0x11fd5
@SPK:
@JPN:　……彼女を失いたくない。彼女を守りたい。
@ENG:

@IDX:45533
@OFF:0x1200d
@SPK:
@JPN:　それは男としての原始的な本能かもしれない。
@ENG:

@IDX:45534
@OFF:0x12047
@SPK:
@JPN:　哀訴する御堂さんの細い身体を、僕は我知らず抱き　しめていた。
@ENG:

@IDX:45536
@OFF:0x12176
@SPK:［悠紀］
@JPN:　え？
@ENG:

@IDX:45539
@OFF:0x121b2
@SPK:[\protag]
@JPN:　……お願いです、御堂さん。僕は……あなたを失いたくないんです。
@ENG:

@IDX:45541
@OFF:0x12235
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そんな……でも……それじゃあなたが……。
@ENG:

@IDX:45544
@OFF:0x12295
@SPK:[\protag]
@JPN:　僕のことはどうでもいいんです……あなたを守りたいんです！
@ENG:

@IDX:45546
@OFF:0x12312
@SPK:［悠紀］
@JPN:　でも……でも……
@ENG:

@IDX:45547
@OFF:0x12406
@SPK:
@JPN:っ！？
@ENG:

@IDX:45548
@OFF:0x1243c
@SPK:
@JPN:　自分のとった行動が、僕自身信じられなかった。
@ENG:

@IDX:45549
@OFF:0x12478
@SPK:
@JPN:　これ以上何も言えないように……言わなくてもいい　ように、彼女の口を塞いでいた。
@ENG:

@IDX:45550
@OFF:0x124d6
@SPK:
@JPN:　突然のことに戸惑う彼女。
@ENG:

@IDX:45551
@OFF:0x124fe
@SPK:
@JPN:　僕の身体も震えていたのだろう。
@ENG:

@IDX:45552
@OFF:0x1252c
@SPK:
@JPN:　そんな僕を見て、彼女の身体からフッと力が抜けて　ゆく。
@ENG:

@IDX:45553
@OFF:0x1260c
@SPK:
@JPN:　僕が彼女を想う気持ち……。
@ENG:

@IDX:45554
@OFF:0x12636
@SPK:
@JPN:　彼女が僕を想う気持ち……。
@ENG:

@IDX:45555
@OFF:0x12660
@SPK:
@JPN:　そんな二つの感情が重なり、彼女は僕のぎこちない　口づけを受け入れてくれた。
@ENG:

@IDX:45556
@OFF:0x126cc
@SPK:
@JPN:　彼女の細い腕がそっと回され、僕の抱擁が僕たちの　抱擁になる。
@ENG:

@IDX:45557
@OFF:0x12726
@SPK:
@JPN:　刹那的な接吻。
@ENG:

@IDX:45558
@OFF:0x12744
@SPK:
@JPN:　それはお互いに心の奥底では分かっていた。
@ENG:

@IDX:45559
@OFF:0x1277c
@SPK:
@JPN:　それゆえ、互いの存在を確かなものとするために、　唇を貪り合う。
@ENG:

@IDX:45560
@OFF:0x127ca
@SPK:
@JPN:　惜しむように唇を離すと、上気した彼女の頬には、　涙の跡が月光で輝いていた。
@ENG:

@IDX:45562
@OFF:0x1291d
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……わがまま、聞いてくれますか？
@ENG:

@IDX:45565
@OFF:0x12975
@SPK:[\protag]
@JPN:　……何？
@ENG:

@IDX:45567
@OFF:0x129c2
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……ください……あなたをもっと、感じたいから……。
@ENG:

@IDX:45570
@OFF:0x12a2c
@SPK:[\protag]
@JPN:　えっ？　それって……。
@ENG:

@IDX:45572
@OFF:0x12a87
@SPK:［悠紀］
@JPN:　寂しいんです……怖くて、悲しくて……。だから、あなたの温もりを……今だけでも、あなたが側にいてくれれば……。
@ENG:

@IDX:45575
@OFF:0x12b2b
@SPK:[\protag]
@JPN:　……御堂さん。
@ENG:

@IDX:45577
@OFF:0x12b7e
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……お願い。
@ENG:

@IDX:45578
@OFF:0x12c38
@SPK:
@JPN:　……再び唇が重ねられた。
@ENG:

@IDX:45579
@OFF:0x12c60
@SPK:
@JPN:　今度は、伝えあった気持ちを高めるために……。
@ENG:

@IDX:45580
@OFF:0x12c9c
@SPK:
@JPN:　冷たい月明かりの中、伝わる温もりと唇の感触で、　互いの存在を確かめ合う。
@ENG:

@IDX:45581
@OFF:0x12cf4
@SPK:
@JPN:　それは運命を弄ばれた者同士、互いの傷を舐め合う　行為に過ぎないのかもしれない。
@ENG:

@IDX:45582
@OFF:0x12d52
@SPK:
@JPN:　それでも、僕の心は彼女を求め、彼女は僕を求めて　くれている。
@ENG:

@IDX:45583
@OFF:0x12eac
@SPK:
@JPN:　重なり合ったままゆっくりとベッドに倒れ込む。
@ENG:

@IDX:45584
@OFF:0x12ee8
@SPK:
@JPN:　潤んだ瞳が、僕を見上げる。
@ENG:

@IDX:45585
@OFF:0x12f12
@SPK:
@JPN:　離さない……離したくない……。
@ENG:

@IDX:45586
@OFF:0x12f40
@SPK:
@JPN:　その想いを伝えるのに、言葉はいらなかった。
@ENG:

@IDX:45587
@OFF:0x12f7a
@SPK:
@JPN:　互いの双眸に映った姿が合わせ鏡のように繋がり、　どこまでも広がっていく。
@ENG:

@IDX:45589
@OFF:0x1301b
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あの……どうしたんですか？
@ENG:

@IDX:45592
@OFF:0x1306d
@SPK:[\protag]
@JPN:　それが、その……よく分からなくて……。
@ENG:

@IDX:45594
@OFF:0x130d8
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……私は、本気ですよ？
@ENG:

@IDX:45597
@OFF:0x13126
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうじゃないんです。こういう時、どうしたらいいのか……。
@ENG:

@IDX:45599
@OFF:0x131a3
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……大丈夫。……あなたの思う通りに……してください。
@ENG:

@IDX:45602
@OFF:0x1320f
@SPK:[\protag]
@JPN:　……じゃあ、その……服、脱がせてもいいですか……？
@ENG:

@IDX:45604
@OFF:0x13286
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい……あの、分かりますか？
@ENG:

@IDX:45607
@OFF:0x132da
@SPK:[\protag]
@JPN:　……多分。
@ENG:

@IDX:45608
@OFF:0x13318
@SPK:
@JPN:　大丈夫……その一言が、ともすれば躊躇してしまう　心を楽にしてくれた。
@ENG:

@IDX:45609
@OFF:0x1336c
@SPK:
@JPN:　白衣を脱がそうとする僕の不器用な動きを、彼女は　さりげなく導いてくれる。
@ENG:

@IDX:45610
@OFF:0x133d4
@SPK:
@JPN:　微かな衣擦れの音……。
@ENG:

@IDX:45611
@OFF:0x133fa
@SPK:
@JPN:　ゆっくりとほどけてゆく白衣……。
@ENG:

@IDX:45612
@OFF:0x1342a
@SPK:
@JPN:　やがて、蒼白い月の光の下、抜けるように白い肌が　露わになった。
@ENG:

@IDX:45615
@OFF:0x13548
@SPK:[\protag]
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:45617
@OFF:0x13597
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そ、そんなに見つめないでください……恥ずかしいです……。
@ENG:

@IDX:45620
@OFF:0x13607
@SPK:[\protag]
@JPN:　ご、ごめん……でも、凄く綺麗だから……。
@ENG:

@IDX:45622
@OFF:0x13674
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ヤダ……そんなこと、言わないでください……。
@ENG:

@IDX:45625
@OFF:0x136d8
@SPK:[\protag]
@JPN:　どうして？　こんなに綺麗なのに……。
@ENG:

@IDX:45627
@OFF:0x13741
@SPK:［悠紀］
@JPN:　だって、私……自信ないから……。
@ENG:

@IDX:45630
@OFF:0x13799
@SPK:[\protag]
@JPN:　そんなことないよ！
@ENG:

@IDX:45632
@OFF:0x137f0
@SPK:［悠紀］
@JPN:　でも、見てるだけじゃ……。
@ENG:

@IDX:45635
@OFF:0x13842
@SPK:[\protag]
@JPN:　え？
@ENG:

@IDX:45637
@OFF:0x1388b
@SPK:［悠紀］
@JPN:　見てるだけじゃなくて、その……触って……。
@ENG:

@IDX:45640
@OFF:0x138ed
@SPK:[\protag]
@JPN:　あ、ああ……。
@ENG:

@IDX:45642
@OFF:0x139d6
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ひあっ！　んっ……くすぐったい。もっと強くしてください。
@ENG:

@IDX:45645
@OFF:0x13a46
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも……。
@ENG:

@IDX:45647
@OFF:0x13a95
@SPK:［悠紀］
@JPN:　お願い、強くして……今のままじゃ……。
@ENG:

@IDX:45650
@OFF:0x13af3
@SPK:[\protag]
@JPN:　こ、このくらい？
@ENG:

@IDX:45652
@OFF:0x13b48
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あんっ！　んっ、はっ……あぁぁぁ！
@ENG:

@IDX:45655
@OFF:0x13ba2
@SPK:[\protag]
@JPN:　ごめん！　……痛かった？
@ENG:

@IDX:45657
@OFF:0x13bff
@SPK:［悠紀］
@JPN:　い、いいえ……その、気持ち良かったです……続けて……。
@ENG:

@IDX:45658
@OFF:0x13c67
@SPK:
@JPN:　柔らかい乳房を掌で包み込み、優しくこねるように　動かしていく。
@ENG:

@IDX:45659
@OFF:0x13cb5
@SPK:
@JPN:　とても愛撫と呼べない、ただこね回すだけの稚拙な　動き……。
@ENG:

@IDX:45660
@OFF:0x13cff
@SPK:
@JPN:　感じさせようにも、僕にはテクニックなどない。
@ENG:

@IDX:45661
@OFF:0x13d3b
@SPK:
@JPN:　だがその分、大事に想う気持ちを形にしていく。
@ENG:

@IDX:45664
@OFF:0x13db3
@SPK:[\protag]
@JPN:　ごめん……もっとうまくできれば、もっと気持ち良くしてあげられるのに……。
@ENG:

@IDX:45666
@OFF:0x13e40
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はぁ、はぁ、はぁ……ううん、気持ちいい、ですよ……こんなに優しくされたの、初めてだから……。
@ENG:

@IDX:45668
@OFF:0x13ee1
@SPK:［悠紀］
@JPN:　それに……その……あなたの気持ち、伝わってくるから……だから、その……。
@ENG:

@IDX:45671
@OFF:0x13f61
@SPK:[\protag]
@JPN:　……御堂さん……。
@ENG:

@IDX:45673
@OFF:0x13fb8
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……いいんですよ？　もっと、好きにしてくれても……。
@ENG:

@IDX:45676
@OFF:0x14024
@SPK:[\protag]
@JPN:　じゃあ、あの……ここ、触ってもいい？
@ENG:

@IDX:45678
@OFF:0x1408d
@SPK:［悠紀］
@JPN:　えっ！？　そ、そこは……。
@ENG:

@IDX:45681
@OFF:0x140df
@SPK:[\protag]
@JPN:　ダメ……ですか？
@ENG:

@IDX:45683
@OFF:0x14134
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……いいえ……あの、触って……ください……。
@ENG:

@IDX:45685
@OFF:0x14203
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ひあ！　……あっ、あんっ！　はぁ、はぁ……んっ！
@ENG:

@IDX:45686
@OFF:0x14267
@SPK:
@JPN:　御堂さんは、しっとりと濡れていた。
@ENG:

@IDX:45687
@OFF:0x14299
@SPK:
@JPN:　僕の拙い愛撫でも、御堂さんは感じてくれた。
@ENG:

@IDX:45688
@OFF:0x142d3
@SPK:
@JPN:　そのことが僕をさらに夢中にさせる。
@ENG:

@IDX:45689
@OFF:0x14305
@SPK:
@JPN:　複雑な構造を掻き分けるように指を動かし、彼女の　感じるポイントを探す。
@ENG:

@IDX:45691
@OFF:0x143a4
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あぁぁ……か、感じますぅ……あんっ、あぁぁぁぁ！
@ENG:

@IDX:45694
@OFF:0x1440c
@SPK:[\protag]
@JPN:　はぁ、はぁ……御堂さん……。
@ENG:

@IDX:45696
@OFF:0x1446d
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あふっ！　あっ、あぁぁ……んっ、くぅぅぅ！
@ENG:

@IDX:45698
@OFF:0x144dc
@SPK:［悠紀］
@JPN:　だ、ダメ……ッ！　くっふぅぅ……ひぁっ！？
@ENG:

@IDX:45699
@OFF:0x1453c
@SPK:
@JPN:　僕の愛撫で白い肢体をくねらせる彼女。
@ENG:

@IDX:45700
@OFF:0x14570
@SPK:
@JPN:　その魅惑的、蠱惑的な所作が僕の理性を狂わせる。　
@ENG:

@IDX:45703
@OFF:0x145ec
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん……御堂さんっ……御堂さんっっ！！！
@ENG:

@IDX:45705
@OFF:0x146ed
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ひっ！？　い、イタッ……や、やめっ……！
@ENG:

@IDX:45708
@OFF:0x1474d
@SPK:[\protag]
@JPN:　えっ！？　あ…………。
@ENG:

@IDX:45709
@OFF:0x14795
@SPK:
@JPN:　大切な相手だからこそ、少しでも気持ち良くなって　欲しい……。
@ENG:

@IDX:45710
@OFF:0x147e1
@SPK:
@JPN:　その想いが彼女の嬌声を聞いているうちに加速し、　そして暴走してしまった。
@ENG:

@IDX:45711
@OFF:0x14839
@SPK:
@JPN:　気がつくと、僕が求めていたのとは正反対の表情が　そこにあった。
@ENG:

@IDX:45712
@OFF:0x14897
@SPK:
@JPN:　僕は……何をした？
@ENG:

@IDX:45713
@OFF:0x148b9
@SPK:
@JPN:　大切にしたいと想いながら、欲望に狂って……。
@ENG:

@IDX:45714
@OFF:0x148f5
@SPK:
@JPN:　経験がなくて興奮したなど言い訳にもならない。
@ENG:

@IDX:45715
@OFF:0x14931
@SPK:
@JPN:　正面から僕を見つめる怯えた視線が、刃物のように　心に突き刺さる。
@ENG:

@IDX:45718
@OFF:0x14a51
@SPK:[\protag]
@JPN:　ごめん！　守りたいなんて言ったくせに、僕、とんでもないことを……。
@ENG:

@IDX:45721
@OFF:0x14acb
@SPK:[\protag]
@JPN:　もう終わりにしよう。これ以上続けたら何をするか、自分でも……。
@ENG:

@IDX:45723
@OFF:0x14b4e
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……続けてください。
@ENG:

@IDX:45726
@OFF:0x14b9a
@SPK:[\protag]
@JPN:　えっ！？
@ENG:

@IDX:45728
@OFF:0x14be7
@SPK:［悠紀］
@JPN:　いいんです……ちょっとビックリしただけですから。私、もう大丈夫です。だから、このまま続けて……。
@ENG:

@IDX:45731
@OFF:0x14c7f
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも、僕は……。
@ENG:

@IDX:45733
@OFF:0x14cd4
@SPK:［悠紀］
@JPN:　優しくしてくれれば大丈夫……それに、このままじゃ私……。
@ENG:

@IDX:45734
@OFF:0x14dd4
@SPK:
@JPN:　羞恥に涙まで流しながら、彼女は自らの指で秘所を　開いてみせた。
@ENG:

@IDX:45735
@OFF:0x14e22
@SPK:
@JPN:　細い肩が小刻みに震え、肌が湯を浴びたように紅く　染まっていく。
@ENG:

@IDX:45736
@OFF:0x14e80
@SPK:
@JPN:　自分でも不謹慎だと思うが、そんな彼女をこれまで　以上に美しいと思ってしまった。
@ENG:

@IDX:45737
@OFF:0x14ede
@SPK:
@JPN:　抱きしめたい、離したくないという想いが、さらに　膨らんでいく。
@ENG:

@IDX:45739
@OFF:0x14f75
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……んっ…………。
@ENG:

@IDX:45742
@OFF:0x14fbf
@SPK:[\protag]
@JPN:　ごめん、こんなことまでさせて……こっちからお願いします。もう一度チャンスをもらえませんか？
@ENG:

@IDX:45744
@OFF:0x1505e
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……！　はい……喜んで……。
@ENG:

@IDX:45747
@OFF:0x150b2
@SPK:[\protag]
@JPN:　あの、それで……その……どうすればいいのかな？
@ENG:

@IDX:45749
@OFF:0x15125
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……あっ！　その……私がリードします……。
@ENG:

@IDX:45751
@OFF:0x1522a
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……ココに、あなたを……そうです……あとは、そのまま……ゆっくり……。
@ENG:

@IDX:45754
@OFF:0x152a8
@SPK:[\protag]
@JPN:　ごめん……恥ずかしいことばかりさせて……。
@ENG:

@IDX:45756
@OFF:0x15317
@SPK:［悠紀］
@JPN:　いいんです……んっ、あふっ！　こっ、このまま……あとは、真っ直ぐ……。
@ENG:

@IDX:45759
@OFF:0x15395
@SPK:[\protag]
@JPN:　じゃあ……行きます……。
@ENG:

@IDX:45761
@OFF:0x15488
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい……あっ、あぁぁぁ！　あ、あなたが、入って、来る……んんっ、ふぁぁぁぁぁぁ！
@ENG:

@IDX:45764
@OFF:0x15510
@SPK:[\protag]
@JPN:　……うくっ！？
@ENG:

@IDX:45766
@OFF:0x15563
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ふあぁぁ……感じる、感じます。あなたが私の中に……。
@ENG:

@IDX:45767
@OFF:0x155c9
@SPK:
@JPN:　その瞬間、互いの唇から歓喜の声が紡がれた。
@ENG:

@IDX:45768
@OFF:0x15603
@SPK:
@JPN:　ようやく一つになれた悦び……。
@ENG:

@IDX:45769
@OFF:0x15631
@SPK:
@JPN:　身体ではなく、心が感じる快感……。
@ENG:

@IDX:45770
@OFF:0x15663
@SPK:
@JPN:　ずっとこのままでいたい。
@ENG:

@IDX:45771
@OFF:0x1568b
@SPK:
@JPN:　叶うことなら、このまま、互いの身体が溶け合って　しまえれば……。
@ENG:

@IDX:45772
@OFF:0x156db
@SPK:
@JPN:　無駄と知りつつも、そう願わずにはいられない。
@ENG:

@IDX:45775
@OFF:0x15753
@SPK:[\protag]
@JPN:　うぅっ…………大丈夫、ですか？
@ENG:

@IDX:45777
@OFF:0x157b6
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はぁ、はぁ、はぁ……あぁぁ……だ、大丈夫です……動いて、ください……ゆっくり……。
@ENG:

@IDX:45780
@OFF:0x15840
@SPK:[\protag]
@JPN:　んっ……ああ……。
@ENG:

@IDX:45782
@OFF:0x15897
@SPK:［悠紀］
@JPN:　くふっ……あぁぁぁぁぁ！　いい……気持ちいいの……こんな……こんなの、初めて……。
@ENG:

@IDX:45784
@OFF:0x1592e
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あっ、はっ、あっ……ゆっくり、なのに……何で……？　私、変に、なっちゃう……。
@ENG:

@IDX:45787
@OFF:0x159b4
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん……。
@ENG:

@IDX:45789
@OFF:0x15a07
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あっ……あぁん、おかしい……変です……感じ過ぎちゃって、止まらないの！
@ENG:

@IDX:45791
@OFF:0x15a92
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……怖い……私、このままじゃ……どうなっちゃうの……？　このまま感じ続けたら、どこかに行っちゃいそう……。
@ENG:

@IDX:45794
@OFF:0x15b34
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん……。
@ENG:

@IDX:45796
@OFF:0x15b87
@SPK:［悠紀］
@JPN:　お願い、手を繋いで……離さないで……。
@ENG:

@IDX:45799
@OFF:0x15be5
@SPK:[\protag]
@JPN:　ん……離しません。絶対に……。
@ENG:

@IDX:45801
@OFF:0x15c48
@SPK:［悠紀］
@JPN:　嬉しい……んんっ、あっ、あふぅぅぅっ！　もっと……もっと強く……突いて……もっと……っ！
@ENG:

@IDX:45803
@OFF:0x15ce5
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はぁ、はぁ、はぁ……もっと、私の中を！　あっ、ふぁぁぁ！
@ENG:

@IDX:45806
@OFF:0x15d55
@SPK:[\protag]
@JPN:　み、御堂さん……そんなにきつくしたら……。
@ENG:

@IDX:45808
@OFF:0x15dc4
@SPK:［悠紀］
@JPN:　んっ、あぁぁぁ……ダメ、ダメなの……ゴメンなさい……身体が、勝手に、動いちゃう……恥ずかしいのに……。
@ENG:

@IDX:45811
@OFF:0x15e62
@SPK:[\protag]
@JPN:　こ、これ以上は……僕、耐えられません……。
@ENG:

@IDX:45813
@OFF:0x15ed1
@SPK:［悠紀］
@JPN:　い、いやっ！　やめないで！　もっと……もっと強くして！　壊れるくらい、強くっ！
@ENG:

@IDX:45815
@OFF:0x15f64
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あぅ、あっあっあんっ！　好き……あなたが、好きなんです！頭が変になるくらい、あなたが好きな……っ！
@ENG:

@IDX:45818
@OFF:0x15ffe
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂、さん……。
@ENG:

@IDX:45820
@OFF:0x16053
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あっ、はんっ……くぅぅっ！　お願い、もうダメ……私、もう……これ以上、我慢できない……！
@ENG:

@IDX:45822
@OFF:0x160f0
@SPK:［悠紀］
@JPN:　イ、イク……い、イキそう……あっ、ふぁっ！　ふぁぁぁ……イキそう、なの…………だから、一緒に……。
@ENG:

@IDX:45825
@OFF:0x1618a
@SPK:[\protag]
@JPN:　ああ……僕も、僕もイキそう……ですっ！
@ENG:

@IDX:45827
@OFF:0x161f5
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あ、あぁ、あぁぁぁっ！　来て……お願い、もう……そのまま……あなたを、中に……っ！
@ENG:

@IDX:45830
@OFF:0x1627f
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん！　御堂さんっ！　御堂さんっっ！！
@ENG:

@IDX:45832
@OFF:0x162ee
@SPK:［悠紀］
@JPN:　うんっ、くっ……ふぁぁ！！　ダメ、来ちゃう……来る、凄い……イク、イッちゃうっ！！
@ENG:

@IDX:45835
@OFF:0x16378
@SPK:[\protag]
@JPN:　悠紀ぃぃぃぃぃ！！！！！！！！
@ENG:

@IDX:45837
@OFF:0x163db
@SPK:［悠紀］
@JPN:　んんんあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！
@ENG:

@IDX:45839
@OFF:0x165a9
@SPK:［悠紀］
@JPN:　良かった……あなたと、こうして一つになれて……。
@ENG:

@IDX:45842
@OFF:0x16611
@SPK:[\protag]
@JPN:　……僕もです……。
@ENG:

@IDX:45844
@OFF:0x16668
@SPK:［悠紀］
@JPN:　最後、言ってましたね。
@ENG:

@IDX:45847
@OFF:0x166b6
@SPK:[\protag]
@JPN:　え？
@ENG:

@IDX:45849
@OFF:0x166ff
@SPK:［悠紀］
@JPN:『御堂さん』じゃなくて『悠紀』って。
@ENG:

@IDX:45852
@OFF:0x16759
@SPK:[\protag]
@JPN:　え、あの、いや……あれは……。
@ENG:

@IDX:45854
@OFF:0x167bc
@SPK:［悠紀］
@JPN:　クスッ、いいんですよ。私、嬉しかったんですから。
@ENG:

@IDX:45857
@OFF:0x16824
@SPK:[\protag]
@JPN:　え？
@ENG:

@IDX:45859
@OFF:0x1686d
@SPK:［悠紀］
@JPN:　どうしますか？
@ENG:

@IDX:45862
@OFF:0x168b3
@SPK:[\protag]
@JPN:　どうするって？
@ENG:

@IDX:45864
@OFF:0x16906
@SPK:［悠紀］
@JPN:　これからは私のこと、『悠紀』って呼びますか？
@ENG:

@IDX:45867
@OFF:0x1696a
@SPK:[\protag]
@JPN:　いや、あの、その……やっぱり『御堂さん』でお願いします。
@ENG:

@IDX:45869
@OFF:0x169e7
@SPK:［悠紀］
@JPN:　クスクスッ、分かりました。じゃあ『御堂さん』で……。でも『悠紀』って呼びたくなったらいつでも言ってくださいね。
@ENG:

@IDX:45872
@OFF:0x16a8d
@SPK:[\protag]
@JPN:　あうぅぅ。勘弁してくださいよぉ。
@ENG:

@IDX:45874
@OFF:0x16af2
@SPK:［悠紀］
@JPN:　クスクスクス…………。
@ENG:

@IDX:45877
@OFF:0x16b40
@SPK:[\protag]
@JPN:　うぅ～。
@ENG:

@IDX:45879
@OFF:0x16c23
@SPK:［悠紀］
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:45882
@OFF:0x16c65
@SPK:[\protag]
@JPN:　…………？
@ENG:

@IDX:45884
@OFF:0x16cb4
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……私ね、ずっと一人だったんです。
@ENG:

@IDX:45887
@OFF:0x16d0e
@SPK:[\protag]
@JPN:　えっ？
@ENG:

@IDX:45889
@OFF:0x16d59
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……両親が死んでから、姉とも離ればなれになって、親戚の間をたらい回しにされて……。
@ENG:

@IDX:45892
@OFF:0x16de3
@SPK:[\protag]
@JPN:　……お姉さんがいるの？
@ENG:

@IDX:45894
@OFF:0x16e3e
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……ええ、姉が高校を出てから私を引き取ってくれて……。
@ENG:

@IDX:45897
@OFF:0x16eac
@SPK:[\protag]
@JPN:　じゃあ、今は一緒に……。
@ENG:

@IDX:45899
@OFF:0x16f09
@SPK:［悠紀］
@JPN:　いえ……。
@ENG:

@IDX:45902
@OFF:0x16f4b
@SPK:[\protag]
@JPN:　えっ……。
@ENG:

@IDX:45904
@OFF:0x16f9a
@SPK:［悠紀］
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:45907
@OFF:0x16fdc
@SPK:[\protag]
@JPN:　ごめん……嫌なこと聞いちゃいましたね……。
@ENG:

@IDX:45909
@OFF:0x1704b
@SPK:［悠紀］
@JPN:　いいえ、いいんです……。
@ENG:

@IDX:45911
@OFF:0x170a8
@SPK:［悠紀］
@JPN:　私、子供の頃から転校ばかりだったから、友達とかあんまりできなくて……。
@ENG:

@IDX:45913
@OFF:0x17133
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そのうち、自分で他人を遠ざけるようになったんです。私に友達なんかいらない、私は一人で大丈夫なんだって……。
@ENG:

@IDX:45916
@OFF:0x171d5
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さん……。
@ENG:

@IDX:45918
@OFF:0x17228
@SPK:［悠紀］
@JPN:　でも本当は、誰かに側にいて欲しかったんです。……一人じゃないって感じさせてくれる人が欲しかったんです。
@ENG:

@IDX:45920
@OFF:0x172d3
@SPK:［悠紀］
@JPN:　身勝手ですよね？　自分から遠ざけておいて、側にいて欲しいなんて……ホント、自分でも嫌になっちゃう。
@ENG:

@IDX:45923
@OFF:0x1736d
@SPK:[\protag]
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:45925
@OFF:0x173bc
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あなたのこともそう。最初は、こんな気持ちにはならないようにって……仲良くしたら、あとでつらくなるからって……。
@ENG:

@IDX:45928
@OFF:0x17462
@SPK:[\protag]
@JPN:　……それで、避けてた？
@ENG:

@IDX:45930
@OFF:0x17550
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい。でも……担当として側にいるうちに、少しずつあなたのことが気になって……担当を外されて、気づいたんです。
@ENG:

@IDX:45932
@OFF:0x17601
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……あなたのことが好きなんだって。
@ENG:

@IDX:45935
@OFF:0x1765b
@SPK:[\protag]
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:45936
@OFF:0x1772d
@SPK:
@JPN:　静かで淡々とした口調に似合わぬ、悲しげな彼女の　眼差し……。
@ENG:

@IDX:45937
@OFF:0x17779
@SPK:
@JPN:　答えを求めるでもなく言葉を切ると、彼女はそっと　視線を逸らした。
@ENG:

@IDX:45938
@OFF:0x177c9
@SPK:
@JPN:　その表情は、罪を償うと言った時に似ている。
@ENG:

@IDX:45939
@OFF:0x17813
@SPK:
@JPN:　僕の答えは、最初から決まっている。
@ENG:

@IDX:45940
@OFF:0x17845
@SPK:
@JPN:　同情や哀れみではない……。
@ENG:

@IDX:45941
@OFF:0x1786f
@SPK:
@JPN:　肉欲に溺れた結果でもない……。
@ENG:

@IDX:45942
@OFF:0x1789d
@SPK:
@JPN:　僕の気持ちも、彼女と同じ……僕も、彼女のことが　好きだ。
@ENG:

@IDX:45945
@OFF:0x17921
@SPK:[\protag]
@JPN:　……僕も、御堂さんのことが好きです。
@ENG:

@IDX:45947
@OFF:0x17a1d
@SPK:［悠紀］
@JPN:　え？
@ENG:

@IDX:45950
@OFF:0x17a59
@SPK:[\protag]
@JPN:　最初のころは冷たくて、素っ気なくて、僕のことを嫌ってるんだろうなって思ってたんです。
@ENG:

@IDX:45952
@OFF:0x17af2
@SPK:［悠紀］
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:45955
@OFF:0x17b34
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも、あなたに接するうちに、そうじゃないんだって……本当の御堂さんは、とってもあたたかくて、魅力的で……。
@ENG:

@IDX:45958
@OFF:0x17bd6
@SPK:[\protag]
@JPN:　いつの間にか僕の心は御堂さんでいっぱいになってたんです。
@ENG:

@IDX:45961
@OFF:0x17c46
@SPK:[\protag]
@JPN:　……好きです、御堂さん。心からあなたのことが好きです。
@ENG:

@IDX:45963
@OFF:0x17d57
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……ありがとう。でも……。
@ENG:

@IDX:45966
@OFF:0x17da9
@SPK:[\protag]
@JPN:　……でも？
@ENG:

@IDX:45968
@OFF:0x17e8b
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……いいえ、なんでもありません。
@ENG:

@IDX:45971
@OFF:0x17ee3
@SPK:[\protag]
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:45973
@OFF:0x17f32
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あの……。
@ENG:

@IDX:45976
@OFF:0x17f74
@SPK:[\protag]
@JPN:　え？
@ENG:

@IDX:45978
@OFF:0x17fbd
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……その言葉、全て終わったあとで……もう一度聞かせてくれますか？
@ENG:

@IDX:45981
@OFF:0x18035
@SPK:[\protag]
@JPN:　全て終わってから……。
@ENG:

@IDX:45983
@OFF:0x18090
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい。その時、もう一度言っていただけますか？
@ENG:

@IDX:45986
@OFF:0x180f4
@SPK:[\protag]
@JPN:　もちろんです……お約束します。
@ENG:

@IDX:45988
@OFF:0x18157
@SPK:［悠紀］
@JPN:　それと、もう一つ……。
@ENG:

@IDX:45991
@OFF:0x181a5
@SPK:[\protag]
@JPN:　もう一つ、ですか？
@ENG:

@IDX:45993
@OFF:0x181fc
@SPK:［悠紀］
@JPN:　絶対に負けないでください……。
@ENG:

@IDX:45996
@OFF:0x18252
@SPK:[\protag]
@JPN:　はい……僕は負けません。
@ENG:

@IDX:45998
@OFF:0x182af
@SPK:［悠紀］
@JPN:　約束……ですよ……。
@ENG:

@IDX:45999
@OFF:0x1834d
@SPK:
@JPN:　目を閉じた彼女の身体から力が抜けていく。
@ENG:

@IDX:46000
@OFF:0x18385
@SPK:
@JPN:　蒼い月輪に照らされた横顔。
@ENG:

@IDX:46001
@OFF:0x183af
@SPK:
@JPN:　やがて安らかな寝息が漏れ始める。
@ENG:

@IDX:46002
@OFF:0x183ef
@SPK:
@JPN:　負けられない……。
@ENG:

@IDX:46003
@OFF:0x18411
@SPK:
@JPN:　絶対に負けられない……。
@ENG:

@IDX:46004
@OFF:0x18439
@SPK:
@JPN:　僕自身のためにも……。
@ENG:

@IDX:46005
@OFF:0x1845f
@SPK:
@JPN:　そして、御堂さんのためにも……。
@ENG:

@IDX:46008
@OFF:0x1854c
@SPK:[\protag]
@JPN:　そんなことは考えないで、絶対に動かないでください。
@ENG:

@IDX:46010
@OFF:0x185c3
@SPK:［悠紀］
@JPN:　でも、それじゃあ……。
@ENG:

@IDX:46013
@OFF:0x18611
@SPK:[\protag]
@JPN:　もちろん、なにもするなってことじゃありません……保険なんです。
@ENG:

@IDX:46015
@OFF:0x18797
@SPK:［悠紀］
@JPN:　保険……ですか？
@ENG:

@IDX:46018
@OFF:0x187df
@SPK:[\protag]
@JPN:　ええ。もし……もし僕がこれまでの６人と同じように消えてしまったら……その時は御堂さん、その時こそは、警察に行ってください。
@ENG:

@IDX:46020
@OFF:0x18934
@SPK:［悠紀］
@JPN:　で、でも……。
@ENG:

@IDX:46023
@OFF:0x1897a
@SPK:[\protag]
@JPN:　僕は実験の真相を知った上で、さらに被験体になる。その僕がもし消えてしまったとしたら……。
@ENG:

@IDX:46026
@OFF:0x18a0a
@SPK:[\protag]
@JPN:　それはもう今までの６人と同じというわけではないはずです。分かりますか御堂さん。
@ENG:

@IDX:46029
@OFF:0x18a90
@SPK:[\protag]
@JPN:　僕は自分の意志で姿を消すことはありません。つまり何者かの意志で僕は消されるということです。
@ENG:

@IDX:46031
@OFF:0x18beb
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そ、そんな！！
@ENG:

@IDX:46034
@OFF:0x18c31
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうなってしまったら、もう病院内の問題なんて言ってられないはずです。今までの６人も同じように自らの意志に反して消されていたのかもしれない。
@ENG:

@IDX:46036
@OFF:0x18d00
@SPK:［悠紀］
@JPN:　で、でもそれじゃ、あなたが……。
@ENG:

@IDX:46039
@OFF:0x18d58
@SPK:[\protag]
@JPN:　勘違いしないでください。僕はそう簡単に奴らの思うようにはなりませんよ。真相解明のための生贄なんて御免ですからね。
@ENG:

@IDX:46041
@OFF:0x18e0d
@SPK:［悠紀］
@JPN:　じゃあ……進んで犠牲になるつもりはないんですね？
@ENG:

@IDX:46044
@OFF:0x18e75
@SPK:[\protag]
@JPN:　保険って言ったでしょ？　……こんな実験は、僕で最後にしたいんです。そのためには実験の真相を知っている御堂さんに無事でいてもらわないと困るんです。
@ENG:

@IDX:46046
@OFF:0x18fe0
@SPK:［悠紀］
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:46049
@OFF:0x19022
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さんにしか頼めないんですよ……。まさか真魚に、僕がいなくなったら警察に行ってくれ、なんて言えないでしょ？
@ENG:

@IDX:46051
@OFF:0x19166
@SPK:［悠紀］
@JPN:　そうですね……分かりました。でも私、あなたの無事を信じて待っていますから。
@ENG:

@IDX:46054
@OFF:0x191e8
@SPK:[\protag]
@JPN:　ええ……お願いします。
@ENG:

@IDX:46057
@OFF:0x1930a
@SPK:[\protag]
@JPN:　さてと……それじゃあ僕は、部屋に戻ります。御堂さんはどうするんですか？
@ENG:

@IDX:46059
@OFF:0x19405
@SPK:［悠紀］
@JPN:　……もうちょっとしたら帰ります。仕事が少し残ってますし、それに真魚ちゃんのことも気になるので……。
@ENG:

@IDX:46062
@OFF:0x1949f
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうですか……じゃあ、真魚によろしく。
@ENG:

@IDX:46064
@OFF:0x1950a
@SPK:［悠紀］
@JPN:　はい。では、お休みなさい……。
@ENG:

@IDX:46065
@OFF:0x19628
@SPK:
@JPN:　御堂さんの話、これまでの仕事……。
@ENG:

@IDX:46066
@OFF:0x1965a
@SPK:
@JPN:　布団に入っても、この２つが頭から離れない。
@ENG:

@IDX:46067
@OFF:0x196a4
@SPK:
@JPN:　副院長が優しかったのは単なる見せかけだった。
@ENG:

@IDX:46068
@OFF:0x196e0
@SPK:
@JPN:　モルモットを逃がさないための魅力的な撒き餌。
@ENG:

@IDX:46069
@OFF:0x1971c
@SPK:
@JPN:　そのためなら、身体を使って誘惑するくらい簡単な　ことなのだろう。
@ENG:

@IDX:46070
@OFF:0x1976c
@SPK:
@JPN:　その裏では、ほくそ笑んでいたに違いない。
@ENG:

@IDX:46071
@OFF:0x197bf
@SPK:
@JPN:　しかし、そんな副院長を御堂さんはかばった。
@ENG:

@IDX:46072
@OFF:0x197f9
@SPK:
@JPN:　警察に行くと言った時の、彼女の狼狽ぶり。
@ENG:

@IDX:46073
@OFF:0x19831
@SPK:
@JPN:　恩人と言っていたが、果たしてそんな言葉で二人の　関係は表せるのだろうか……。
@ENG:

@IDX:46074
@OFF:0x1989b
@SPK:
@JPN:　御堂さんは副院長に何か弱みを握られているのでは　ないだろうか？
@ENG:

@IDX:46075
@OFF:0x198e9
@SPK:
@JPN:　そう考えれば、彼女の慌てようにも説明がつく。
@ENG:

@IDX:46076
@OFF:0x19925
@SPK:
@JPN:　今まで従順に実験に参加していたのにしても、案外　そのためなのではないか……。
@ENG:

@IDX:46077
@OFF:0x19981
@SPK:
@JPN:　……それとも他に何かあるのだろうか……？
@ENG:

@IDX:46078
@OFF:0x199d7
@SPK:
@JPN:　院長はどこにいるのだろうか？
@ENG:

@IDX:46079
@OFF:0x19a03
@SPK:
@JPN:　陰から副院長に指示を出しているであろう、実験の　首謀者。
@ENG:

@IDX:46080
@OFF:0x19a4b
@SPK:
@JPN:　彼の居場所さえ分かれば、たとえ多少乱暴な手段を　使ってでも証拠を押収するつもりだ。
@ENG:

@IDX:46081
@OFF:0x19aad
@SPK:
@JPN:　御堂さんには仕事を続けると言ったが、安全な方法　さえあれば、それに越したことはない。
@ENG:

@IDX:46082
@OFF:0x19b21
@SPK:
@JPN:　だが、正直なところ見つかる望みは薄いだろう。
@ENG:

@IDX:46083
@OFF:0x19b5d
@SPK:
@JPN:　彼女がふた月かけて、手掛かりすら得られなかった　ものが、今になって都合よく見つけ出せるとは到底　思えない。
@ENG:

@IDX:46084
@OFF:0x19bd7
@SPK:
@JPN:　院長の行方……副院長だけが知っている……。
@ENG:

@IDX:46085
@OFF:0x19c26
@SPK:
@JPN:　今重要なのは、僕よりも御堂さんと真魚、彼女たち　の身の安全だろう。
@ENG:

@IDX:46086
@OFF:0x19c78
@SPK:
@JPN:　副院長は、院長の実験のためなら、彼女たちを犠牲　にすることくらいは平気でやるに違いない。
@ENG:

@IDX:46087
@OFF:0x19cfb
@SPK:
@JPN:　事実、御堂さんはショック状態になるほどの虐待を　副院長から受けている。
@ENG:

@IDX:46088
@OFF:0x19d51
@SPK:
@JPN:　御堂さんは、大したことはないと気丈に振る舞って　いたが、そんな言葉で済むようなものではなかった　のだろう。
@ENG:

@IDX:46089
@OFF:0x19deb
@SPK:
@JPN:　事実、御堂さんは副院長に拘束されて、酷い辱めを　受けている。
@ENG:

@IDX:46090
@OFF:0x19e37
@SPK:
@JPN:　死体を前に嬲られるなど、彼女の受けた心の傷は、　容易に癒せるものではないのだろう。
@ENG:

@IDX:46091
@OFF:0x19ebb
@SPK:
@JPN:　昨夜何があったのか御堂さんは語ろうとしないが、　真魚から聞いた様子から察するに、副院長に何らか　の虐待を受けたのは間違いない。
@ENG:

@IDX:46092
@OFF:0x19f59
@SPK:
@JPN:　真魚にしてもそうだ。
@ENG:

@IDX:46093
@OFF:0x19f7d
@SPK:
@JPN:　夜のロビーでの言い争い……。
@ENG:

@IDX:46094
@OFF:0x19fb4
@SPK:
@JPN:　ただならぬ様子に思わず割って入ったが、あのまま　見過ごしたら、どんな目に遭わされていたか……。　
@ENG:

@IDX:46095
@OFF:0x1a029
@SPK:
@JPN:　脅しに屈さず副院長に逆らった真魚。
@ENG:

@IDX:46096
@OFF:0x1a05b
@SPK:
@JPN:　実験の障害になる者を、副院長が黙って見過ごすと　は思えない。
@ENG:

@IDX:46097
@OFF:0x1a0b9
@SPK:
@JPN:　自分の身は守れるが、一番恐ろしいのは彼女たちの　姿がいつの間にか病院から消えてしまうことだ。
@ENG:

@IDX:46098
@OFF:0x1a125
@SPK:
@JPN:　６人の行方不明者のように……。
@ENG:

@IDX:46099
@OFF:0x1a165
@SPK:
@JPN:　頭の中でグルグルと思考の輪が回り続ける。
@ENG:

@IDX:46100
@OFF:0x1a19d
@SPK:
@JPN:　それでも睡魔の手は、僕を眠りの深みへと引きずり　込んでいった……。
@ENG:

